新潮文庫<br> 今昔百鬼拾遺 天狗

個数:

新潮文庫
今昔百鬼拾遺 天狗

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月23日 15時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101353531
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和二十九年八月、是枝美智栄は高尾山中で消息を絶った。約二箇月後、群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服をまとっていた。この謎に旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い―。『稀譚月報』記者・中禅寺敦子が、篠村美弥子、呉美由紀とともに女性たちの失踪と死の連鎖に挑む。天狗、自らの傲慢を省みぬ者よ。憤怒と哀切が交錯するミステリ。

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963(昭和38)年、北海道生れ。小説家、意匠家。’94(平成6)年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。小説界に衝撃を与える。’96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞を受賞。二作を含む「百鬼夜行」シリーズで広範な読者を得る。’97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、’04年『後巷説百物語』で直木賞、’11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。’16年、遠野文化賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

355
京極 夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『河童』に続いて、3社横断3カ月連続刊行第3弾のテーマは、天狗でした。あまり天狗は関係ないなぁと思いつつ、一気読みでした。天狗の正体は、迫害を受け山に隠棲したキリシタンの欧羅巴人でしょうか?図書館の予約の関係で最後にシリーズ第一弾の『鬼』を読みます。2019/08/02

さくりや

243
笑いたいときに笑えて、悲しみたいときに悲しめて、ムカつきたいときにムカつけて、キメるところはキメてくれる。こういう作品に出会えるのが嬉しい。宗右衛門とやりとりする敦子さん、お兄さんそっくりじゃないの笑。LGBT問題についてかなり突っ込んでいる本作だが、私の中でもやもやしていたものが文章化されていてなんとなくすっきり。ストーリーは全くすっきりしなかったが。天津家の男共の台詞は目が拒否するレベル美弥子・美由紀の清廉な啖呵と青木君の清涼感で救われたが、本当にあそこまでガチガチの偏見ってあるものかねえ。2019/06/27

ポルコ

218
三人ヒロインの痛快小説。今回は百器徒然袋のスピンオフでもあり、榎木津ビルヂングと粉砕女子美弥子の再登場に感動。三度大活躍の美由紀の大演説は9ページにも渡り感涙。まだ15歳なのに良く頑張ったと誉めてあげたい。2019/07/01

bunmei

195
魑魅魍魎のおどろおどろしい世界観を漂わせる京極作品。舞台は50年ほど前の昭和の時代。やや言い回しや登場人物の相関関係を理解するのに難解な部分も…。高尾山に登山に行ったきり天狗の神隠しの如く、行方不明になっている友人を案じ、女子大生の美由紀と共に調査を始める美弥子。そこに、別の場所で友人の服を着た腐乱死体が発見される中、高尾山での落とし穴、別の首吊り死体、白装束等が見つかり事件が迷走していきます。当時はまだ容認されていなかった同性愛によって、歪んだ親子愛や傲慢さを生み出し、真相に迫るキーとなっていきます。 2019/11/20

nobby

171
「高慢だとお思いになったでしょう」という自虐から、傲慢・驕慢など難解に自他を評しながら最後また「高慢な仰りようですわねー」と叱責で終わる今回は天狗。山の神様と云われながらも人に重ねて形容するならクズとかバカとか…思えば「迚(とて)も恐(こわ)い」鬼や「何て品のない…」河童あっての天狗談義だが、大半がそこに割かれるのに少々疲れた(笑)首吊りに入れ替わりに陥穽(おとしあな)にと全く噛み合わない顛末の辿り着く偏見や侮辱には憤怒極まりない!「いい加減にしてくださいッ」最後に轟く偉くもない少女の叫びにようやく安堵…2021/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13722609
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。