新潮文庫
しあわせになる禅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101352220
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0195

内容説明

お金の問題、会社や仕事上での難題家族の問題…。難問に囲まれた現代人を苦悩から解脱させる叡智が仏教精神の精髄である禅には秘められている。仏教思想研究の第一人者が中国や日本の名僧高僧のエピソードを題材に、難解な禅問答を読み解き、禅の神髄をわずか五つの教えに集約する。まったく新しい自分に出会える世界で一番わかりやすい禅の解説書の決定版。

目次

序章 自由人のこころ・奴隷のこころ―過去の自分といかにして訣別するか
第1章 自由人への第一歩がはじまる―禅の根本原理を日常に活かす方法
第2章 過去を追うな、未来を願うな―ただ今日なすべきことを、熱心になせ
第3章 なぜ、人は悩みつづけるのか―現世利益という「世間の物差し」からの解放
第4章 愛とは残酷なものである―執着という「第二の失」が、いかに危険か
第5章 人のことは、ほっとけ―真の自由人と利己主義者の相異とは何か
第6章 主体性こそ、自由人の命―道徳や倫理に振り回されては道を失う
第7章 常識の奴隷になっていませんか―視点を固定したままでは、本質を見失う
第8章 がんばらず、こだわらずに―現状に満足せず、ただがんばるだけでは「餓鬼」と化す

著者等紹介

ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936(昭和11)年、大阪府生れ。東京大学文学部印度哲学科卒、同大学院修了。’85年まで気象大学校教授。教壇で哲学を講ずる傍ら、旺盛な執筆・講演活動で仏教を中心とした宗教問題の啓蒙家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harhy

15
過去、未来、そして見返りを求めたり、周りの様々な視点からの尺度にとらわれすぎて、そこから悩みや苦しみが出ている。禅問答から、そんなことを気にしなくてもいいよ、と分かりやすく解説していて、読んでほっとさせてくれる本だなと思う。2016/04/17

ゆのじ

6
★★★☆☆ 禅の教えを分かりやすく書いてあり、著者の語り口が読んでいて楽しい。読んでいるときは、ふむふむ、なるほど、と思うのだが、パタンと本を閉じると、なかなかどうしてそう上手くは生きれないのである。。。私の理解力の問題かもしれないけれど、一回読んだだけでは、日々に活かすのが難しそうなので、読み返すと思う。2013/06/05

シルク

2
余計なことを考えるな、なんだっていい、他人のことはほっとけ、常識を捨てろ、がんばるな、この五つが仏教の根本原理とのこと。とてもわかりやすい。2022/04/02

りらりら

2
若い時に禅を学んでも身に付かなかったが、年を重ねるとこの本の教えに多々納得するとこが多かった。禅の教えの解説書。これからも禅に関係した多くの書に触れたいと思う。この書よりさらに禅の教えを紐解くような書に出会えたらと願う。2019/01/26

まき まこと

2
心においておこうと思う本。2015/04/13

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