内容説明
「夏彦の写真コラム」に女性ファンが多かったのは、知る人ぞ知る。笠智衆だいっきらい/女に参政権はいらない/昔めかけというものがいた/たれか素人を知らないか…オンナの本質を見抜いた寸鉄の一撃に、怒るどころか溜飲を下げていたのも実はオンナたちだった!著者が「出会ってたちまち気に入った」という阿川さん。彼女が「愛に報いるべく」後半12年間のコラムから選んだ傑作100編。
目次
せめて裏おもてあるべし
おい妖怪ヘンカだとさ
「豆朝日新聞」始末
笠智衆だいっきらい
ゼネコンはやっぱり土建屋
第一回「日本のマニュアル大賞」
どたん場でご破算にする
昔エログロ今ポルノ
政治家に聖人君子を求めるな
あの夥しい「署名」の行方〔ほか〕
著者等紹介
山本夏彦[ヤマモトナツヒコ]
1915(大正4)年、東京下谷根岸生れ。詩人・山本露葉の三男。少年期に渡仏後、’39(昭和14)年24歳のとき「中央公論」に「年を歴た鰐の話」(L.ショボー原作)を発表する。’55年雑誌「室内」を創刊。’84年に菊池寛賞を受賞。’90(平成2)念に『無想庵物語』で読売文学賞を受賞した。「週刊新潮」に「夏彦の写真コラム」を23年余り連載した。2002年87歳で逝去
阿川佐和子[アガワサワコ]
1953(昭和28)年、東京生れ。慶応大学文学部卒。アルバイト、お見合いに励みながら織物工房でプロの作家を目指すが、いずれも挫折。その後、TBSのリポーターをきっかけにキャスターとして人気を博し、結婚は成就せぬまま、司会、対談のホステス、エッセイストとして活躍中である。’99(平成11)年、檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞を、2000年『ウメ子』で坪田譲治文学賞を受賞
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感想・レビュー
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Toshihiro Nishikawa
サトル