新潮文庫<br> 世間知らずの高枕

新潮文庫
世間知らずの高枕

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101350141
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「一寸先は闇」なのである。何が起こるかわからない。世の習いはそうである。ところが、いつでもひとは「世間知らずの高枕」。一朝有事の際には思い出すことになるあれこれも、土壇場までは知らんぷり。そして、いっとき思い立ち、枕をはずして寝るものの、すぐさま忘れてしまうのだ。浮世を観察して幾星霜、よくぞいってくれました。著者ならではの切り口が冴える名物コラム150編を収録。

目次

初手から怪しいリクルート
初手から怪しいリクルート(承前)
歯にきぬ着せぬというけれど
西洋人になりたいのだ
またひとり明治の人逝く
もう行くまいとは思えども
三十年前の「ベルト通し」
いでよ入歯評論
安物の正義売物の正義
いでよホテル評論〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

24
「人生は短く本は多い。新しい本は古い本(古典)を読むのを邪魔するために出る。新しい本は出すぎである。およそ本になるほどのものは全部本になって、今は本にしてはならないものまで本にする。」2015/05/31

ダイキ

1
「老人はむかし自分は戦争の渦中にあったから、戦争を経験したというが怪しい。その渦中にあっても人は多く経験しない。経験はついに才能の一種か。」〈日本へ帰れば元の木阿弥〉2018/08/19

小僧武士

0
『まじめ人間はまじめに考えすぎる。日本はハル・ノートを受諾すればよかったと今にして思われる。承知して履行しないのである。催促されたら言を左右にして少し撤兵して時をかせぐ。どうせ国際情勢だものそのうち変わる。』2013/05/02

garyou

0
山本夏彦を読むときは安心したいとき。「世の中をこんな風に見てもいいんだ」「かういふ見方もあるんだ」と思ひたいとき。2012/04/18

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