出版社内容情報
天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。一向宗の門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。難波海で、景が見たものは――。激突の第二巻。
和田 竜[ワダ リョウ]
内容説明
天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。一向宗の門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。難波海で、景が見たものは―。激突の第二巻。
著者等紹介
和田竜[ワダリョウ]
1969(昭和44)年12月、大阪府生れ。早稲田大学政治経済学部卒。2003(平成15)年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。’07年、同作を小説化した『のぼうの城』でデビュー。’14年、『村上海賊の娘』で吉川英治文学新人賞および本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SJW
237
村上海賊の娘(景)は、瀬戸内海で助けた一向宗の門徒の源爺たちを木津砦に送り届け、景の弟が連れ去られた天王寺砦に向かう。囚われの身になった景達の前で大阪本願寺、木津砦、天王寺砦の兵士達が死闘を繰り広げる。かなり史実に基づいた話なのでつい夢中で読んでしまう。今の大阪の地形と比べるとかなり違っていて地理的な視点で読んでも面白い。2019/03/26
やな
198
一気に読んでもた(^_^;)展開が読めんな〜。ということで3巻へ2016/09/19
ykmmr (^_^)
196
文庫本なので、4巻あり2巻目。景は一向宗門徒を連れて、石山本願寺へ出向く。そこで、『女海賊』として、少しちやほやされて、彼女のこの刊での話はこんな感じ。2巻の中心話はまさに石山合戦。孫市を始めとした雑賀衆と本願寺門徒の死闘である。そして、景も『戦』を学ぶ。最後には信長公も登場。2021/09/15
やせあずき
178
一巻と打って変わって、村上海賊の娘、景の出番は少なく、織田方と大阪本願寺との攻防がメインで描かれています。早く景の胸のすくような活躍が見たいと思いながら三巻へ…2016/08/30
ミュポトワ@猫mode
167
2巻目読了です。戦のシーンはやっぱりかっこいい!やっぱり戦国時代は戦だよね!信長の野望が好きなのも戦がかっこいいからだしね!戦の部分、のめりこみまくって一気読みしてしまった。一方的な戦闘ではなく、こういう攻防が拮抗しているのが楽しいよね!本願寺VS信長戦ってこんなに一進一退の戦いだったんだって初めて知りました。もっと一方的な兵糧攻めだと思ってた。後半、主人公がちょっと勝気じゃなくなったのが残念だけど、一巻の伏線もあることだし、3巻でどうしてくるのか楽しみでもあり、続けて3巻目も読んでいきます。2019/08/14