新潮文庫
老嬢は今日も上機嫌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101345352
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

父、兄、妹はいずれも作家、母は日本初の美容師。個性豊かな一家に育った女優・吉行和子は、舞台「アンネの日記」でデビュー以来、半世紀を経てなお輝き、俳人としても活躍。その原動力は、何処から生まれるのか。家族、友人、仕事、旅、本―好きなものへの「好奇心」と「距離感」とを併せ持ち、軽やかに生きることこそが、その源と言える。鋭い感性で綴る、滋味あふれるエッセイ。

目次

生まれた街で(ここで生まれ…暮らした;父エイスケと母あぐり ほか)
人間というものは1(電話;小説は面白い ほか)
本と暮らす日々(ユーモアいっぱいの日記;幻想と現実の間 ほか)
人間というものは2(正しい日本語に出合う;架空と現実 ほか)
日々を生き、日々を詠む(わが家のキッチン;ふたりで散歩 ほか)

著者等紹介

吉行和子[ヨシユキカズコ]
東京生れ。女優。父エイスケ、兄淳之介、妹理恵は作家。母あぐりは日本初の美容師。劇団民藝に学び、1957(昭和32)年「アンネの日記」で主演デビュー。日本アカデミー賞優秀主演女優賞、毎日映画コンクール田中絹代賞など、舞台・映画での受賞多数。著書は’84年に第32回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した『どこまで演れば気がすむの』ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

25
女優・吉行和子さんのエッセイ集。兄・淳之介さんのこと、妹・理恵さんのこと、お母様・あぐりさんのこと、あたたかく書いていらっしゃる。演劇・映画・本・旅、興味の翼を広げ、きらきらした感性で飾らずに物事を描写なさっている。素敵だな。またお元気なお姿を拝見したいものです。2013/04/16

アコ

22
著者3冊め。5章構成。幼少期や家族のこと、映画・舞台の仕事の裏話、好きな本や趣味の俳句などを綴ったエッセイ集。飾り気がなくどこかクールな文体は著者の語り口調そのもの。親友のピーコさんによる解説の一文『彼女の貯めた教養と知識と見聞をたったこの1冊のこの本で受け取れる私は凄く幸せで嬉しいです』がしっくりくる。連載をまとめたのか重複もあったけど、時間をかけて読んだのでOK!表紙写真もとてもキュート♡長年舞台で演じてきたというクーデンホーフ光子に興味を持った。※コメ欄に続く。※積読本消化2020/09/09

のほほん@灯れ松明の火

22
知人から バラエティー番組に出ている吉行和子さんを見て、すごく似たところがあると言われ、どんな方なのか、そしてその言葉を嬉しく受け止めてよいものなのか、興味津津で読んでみました。 とても 真っ直ぐで優しくて、懐が深ーい素敵な方でした。 似てるところがあると言われて、とっても光栄ですが、あまりにも おこがましいです。 吉行さんのように素敵な年の重ね方をしていきたいなぁーと思いました。2011/03/01

退院した雨巫女。

10
《私‐図書館》私もこんな老嬢になりたい。でも、家族や友人が亡くなっていくのは、辛いなあ。2013/01/17

若黎

9
なぜこれを買ったのか、まったく記憶にないが、積読山の一つから出てきたので、読んでみた。読みやすくてよかったと思う。吉行和子さんのエッセイはもう1冊あったな。そっちも読むかな。2024/09/28

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