出版社内容情報
17階の住人が3人、立て続けに死んだらしいよ――前沢倫文は超高層マンション「ファウンテンブルータワー新宿」の58階で、大学生の恋人・英理と暮らしていた。連続不審死と時を同じくして、マンション内では〝白い幽霊〟の目撃談が相次ぐ。前沢が事件について調べ始めると、ブルータワーに隠された秘密が徐々に明らかになり……読む前の自分には戻れなくなる、超弩級エンターテインメント。
【目次】
内容説明
17階の住人が3人、立て続けに死んだらしいよ―前沢倫文は超高層マンション「ファウンテンブルータワー新宿」の58階で、大学生の恋人・英理と暮らしていた。連続不審死と時を同じくして、マンション内では“白い幽霊”の目撃談が相次ぐ。前沢が事件について調べ始めると、ブルータワーに隠された秘密が徐々に明らかになり…読む前の自分には戻れなくなる、超弩級エンターテインメント。
著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958(昭和33)年、福岡県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000(平成12)年『一瞬の光』でデビュー。’09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、’10年『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yukaring
66
隕石に白い幽霊に世界滅亡?!不思議な世界観が繰り広げられる近未来SFエンタメ。超高層マンション「ファウンテンブルー」の58階で暮らす小説家の前沢。このマンションの17階で3人の住人が立て続けに亡くなり、前沢の恋人である英理からマンション内で目撃される「白い幽霊」の噂を聞く。気になった彼はある方法で17階を調べ始めるのだが…。新宿二丁目のマンションに隠された壮大な秘密。精巧なAIや人工子宮、男女の営みに未来はあるのか?まで様々な社会問題にまで切り込んだ奇想天外な文明論。頭がパニックになりそうな1冊だった。2025/10/06
スリカータ
16
なんだかなぁ…。800ページも読んでこの徒労感。初めはタワマンで暮らす売れっ子作家が娘世代の大学生と同棲する恋愛話かと思ったら、殺人事件ミステリーに変わり、幽体離脱のオカルト的要素も盛り込んで、AIロボットが出てきて近未来の物語だと判り、人口子宮まで登場した暁にはもう初めの殺人事件のミステリーは霞んでしまった。蘊蓄を織り込んだ荒唐無稽な物語。文章は読みやすい。2025/10/26
かずぺん
1
こんな物語が書けるのが想像できません。未来を現代と結びつけて思考を促す展開は素晴らしく感心してしまいました。楽しく読みました。2025/11/24
ナオ
1
途中から近未来小説であることに気づく。終盤は人物関係が混乱した。2025/09/10
misa10
0
兎に角自由すぎる小説。読むの時間かかったー。これを書けるのはある意味凄いね。2025/11/10




