新潮文庫<br> 源氏物語九つの変奏

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源氏物語九つの変奏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101339627
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

時を超えて読み継がれ、日本人の美意識に深く浸透した『源氏物語』。紫式部が綴って以来千年を経た「源氏物語千年紀」に際し、当代の人気作家九人が鍾愛の章を現代語に訳す谷崎潤一郎、円地文子らの現代語訳により、幾たびも命を吹き込まれてきた永遠の古典。その新たな魅力を九人九様の斬新な解釈と流麗な文体で捉えたアンソロジー。

著者等紹介

江國香織[エクニカオリ]
1964(昭和39)年、東京生れ。短大国文科卒業後、アメリカに一年留学。2002(平成14)年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞

角田光代[カクタミツヨ]
1967(昭和42)年、神奈川県生れ。早稲田大学卒。2005(平成17)年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞

金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983(昭和58)年、東京生れ。2003(平成15)年『蛇にピアス』ですばる文学賞受賞。翌年、同作で芥川賞を受賞した

桐野夏生[キリノナツオ]
1951(昭和26)年、金沢市生れ。成蹊大学卒。99(平成11)年『柔らかな頬』で直木賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞受賞。『ナニカアル』で10年に島清恋愛文学賞受賞、同作で11年に読売文学賞受賞

小池昌代[コイケマサヨ]
1959(昭和34)年、東京生れ。津田塾大学卒。2000(平成12)年に詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、10年に詩集『コルカタ』で萩原朔太郎賞を受賞。小説「タタド」で07年に川端康成文学賞受賞

島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961(昭和36)年、東京生れ。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、92(平成2)年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞を受賞

日和聡子[ヒワサトコ]
1974(昭和49)年、島根県生れ。2002(平成14)年詩集『びるま』で中原中也賞を受賞

町田康[マチダコウ]
1962(昭和37)年、大阪生れ。2000(平成12)年「きれぎれ」で芥川賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞

松浦理英子[マツウラリエコ]
1958(昭和33)年、松山市生れ。94(平成6)年『親指Pの修行時代』で女流文学賞、『犬身』で2008年に読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

334
9人の作家による『源氏物語』変奏。それぞれの作家が源氏の各巻を自分で選んだのか、編集者からの指定であったのかは不明。源氏一千年に合わせての発案のようだが、面白い企画である。もっと翻案化された作品が並ぶかと思ったが、それを試みたのは角田光代「若紫」と金原ひとみ「葵」くらい。小池昌代の「浮舟」も小説の枠組みとしてはそうだが、内実は翻案というには至らない。一方、金原ひとみは翻案から大きく逸脱しており、これではもうほとんど自身の出産記である。他の作家たちの短篇は町田康「末摘花」が徹底した俗語で抵抗してはいる⇒2024/06/04

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

164
源氏物語を下敷きに、九人の作家さんが自由に編んだ九つの章。原作に忠実にと頑張ったのだろうな、という方もいれば、アレンジ強めで、あれ?現代の普通の話に「光」って名前つけただけ?みたいな作品もあったり。原作の匂い立つ感じはそのままに「マ・シェリ」とか使っちゃう江國香織さんの「夕顔」、大胆に現代風の言葉を使いながら原作を壊してない流石の町田さんの「末摘花」、和歌の現代訳が美しすぎる小池昌代さんの「浮舟」がすごくよかった。この3人の源氏物語全訳があれば読みたいなぁ。源氏物語初心者の入口にはとてもよかったです。2019/08/01

がらくたどん

62
ずっと本棚にあったのに初読(笑)源氏物語を素材にした創作アソート。裏解説に作家九人が「現代語に訳す」とあるが、角田は紫ちゃんとの出会い、金原は葵の上の妊娠を現代に移した二次創作。小池昌代は現代を舞台に主人公が「浮舟」のエロスに墜ちていく趣向。他6名は各様のトーンでの現代語訳。町田康は相変わらずの町田節で「末摘花」を小噺にするし江國香織の「夕顔」はフワフワ。桐野夏生の「柏木」が思いの外律儀な訳文で「ん?」と思ったが幼く世間知らずな女三宮の芯に眠る強かさを描き流石。煮ようが焼こうが源氏は源氏の横綱相撲とも思う2024/04/28

佐島楓

59
角田さんの紫の上が色っぽくて好きすぎる。そう、そう、おんなは生まれながらにしておんななのだよ……!2018/05/29

まつこ

52
秋=月=光=源氏!ということで読んでみました(結構無理あり)。そのまま訳語で書かれているものもあれば、かなり崩したものもありました。どちらかといえば崩したものの方が作家さんの味が出てて好きでした。挙げれば、まず角田光代さんの『若紫』は高校の頃授業で習ったこともあり入りやすいのと、話の世界が面白かったです。金原ひとみさんの『葵』や町田康さんの『末摘花』は崩れ方少し違いますがどちらもそれが良いです。桐野夏生さんの『柏木』と江國香織さんの『夕顔』は恋焦がれる感情の表現が好きです。各々違えど、源氏の魅力は不変。2014/09/08

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