新潮文庫<br> ぬるい眠り

個数:
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
ぬるい眠り

  • 江國 香織【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2007/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月28日 04時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101339238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。新聞の死亡欄を見て、見知らぬ人の葬式に参列する風変わりな夫妻を描く佳編、『きらきらひかる』の十年後を綴る好編など全九編。著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

506
表題作を含めて9つの作品が収録された短篇集。長短、あるいは濃淡はあるが、「あとがき」によれば、いずれも江國香織さんの20代前半に書かれたものであるらしい。それらは編集者に叱咤激励されながら書かれた、ある意味では記念碑的なものであったかもしれない。著者自身は3篇は気に入っているとのことだが、はたしてどれなのだろうか。私が推すのは表題作と「災難の顛末」か。ただ、いずれにしてもこの時期の彼女の小説は、セックスの軽さが目立つような気がする。それは、あるいは愛の渇仰の逆説的な表現であるのかも知れないが。2019/05/31

エドワード

124
江國香織の小説の主人公は、自分の気持ちを信じて生きている。世の中の常識など全く関知しない。自分が愉しいかどうか、気分が乗るかどうか、それが一番大事なことだ。食べること、眠ること、愛すること。想い出。その細やかな描写はリアルでもあり、絵空事のようでもある。<ぬるい眠り>人生にそのような愉楽があれば何と幸せなことか。「人生は愉しむためにある」というセリフが出て来る。思わずうなずく。だから江國香織はやめられない。2011/11/28

優希

122
ふわふわしていて瑞々しい短編集です。触れたら壊れそうな砂糖細工のような脆くて甘い世界。人が人を想う気持ちが色々な形で描かれているからギュッとなるんだと思います。『きらきらひかる』の続編が収録されているのが嬉しいです。笑子の雰囲気は変わらずで安心しました。息苦しい時に読むと心がスッとする江國さんの世界が好きです。2016/03/01

ゴンゾウ@新潮部

112
江國香織さんの短編集。女性ならではの恋愛感が散りばめられていて男の自分は赤面してしまう描写もあった。それにしても江國さんの描く文章はとても巧みで読みやすい。【新潮文庫の100冊 2023】2023/07/02

りゅう☆

107
認知症の疑いのある母への父の愛情に温かくなったり、妻のいる男と別れて年下男子といちゃつくも未練たらたらに嫌気が差したり、過去のことを語らない男女3人の関係がいい感じで、鳥肌モンのノミのせいでまさか恋人に別れを告げるほどに驚いたり、愛しい恋人がいるのに他の男と寝まくる女にバチが当たれと思い、葬式に何度も参列するうちに現実感がなくなることに不安を感じたり。『きらきらひかる』の妻とゲイ夫と彼の恋人その後の関係に最初は理解できなかったけど、この3人だから築いていける関係なのかなと思ったり。自分にはない恋愛事情で→2021/01/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/573537
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。