内容説明
不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男の正体が、古本屋の店主と話すうちに次第に明らかになる「紫陽花のころ」。古本に挟んだ栞にメッセージを託した邦子の恋が、時空を超えた結末を迎える「栞の恋」など、昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。7つの奇蹟を描いた連作短編集。
著者等紹介
朱川湊人[シュカワミナト]
1963(昭和38)年大阪府生れ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2002(平成14)年「フクロウ男」でオール讀物推理小説新人賞を、’03年に「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞する。’05年『花まんま』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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