新潮文庫<br> マドンナ・ヴェルデ

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新潮文庫
マドンナ・ヴェルデ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101333120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

冷徹な魔女(クール・ウィッチ)、再臨。『ジーン・ワルツ』に続く、メディカル・エンターテインメント第2弾!

美貌の産婦人科医・曾根崎理恵、人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。彼女は母に問うた。ママ、私の子どもを産んでくれない――? 日本では許されぬ代理出産に悩む、母・山咲みどり。これは誰の子どもか。私が産むのは、子か、孫か。やがて明らかになる魔女の嘘は、母娘の関係をも変化させ……。『ジーン・ワルツ』では語られなかった、もう一つの物語。新世紀のメディカル・エンターテインメント第2弾。

内容説明

美貌の産婦人科医・曾根崎理恵、人呼んで冷徹な魔女。彼女は母に問う。ママ、私の子どもを産んでくれない―?日本では許されぬ代理出産に悩む、母・山咲みどり。これは誰の子どもか。私が産むのは、子か、孫か。やがて明らかになる魔女の嘘は、母娘の関係を変化させ…。『ジーン・ワルツ』で語られなかった、もう一つの物語。新世紀のメディカル・エンターテインメント第2弾。

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961(昭和36)年、千葉県生れ。医学博士。外科医、病理医を経て、現在は重粒子医科学センター・Ai情報研究推進室室長。2005(平成17)年、『チーム・バチスタの栄光』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、翌年、作家デビュー。’08年、『死因不明社会』で、科学ジャーナリスト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

123
2017/11/21 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2024/9/30〜10/3 1年半ぶりの海堂作品。「ジーン・ワルツ」の裏側ということであるが、記録を見ると7年半前に読んでいて、すっかり忘れてしまっていた。「ジーン・ワルツ」は娘の理恵の視点であったが、今作は母親のみどり(だからヴェルデか)の視点で代理母問題が描かれる。さらに、産婦人科医に置かれている状況なども織り込まれており、現代の医療について考えさせられる名作。2024/10/03

ゴンゾウ@新潮部

101
「ジーン・ワルツ」の続篇のつもりで手にとったら理恵の母、みどりの視点からの物語だった。代理出産と言う難しいテーマ。医学の進歩により不妊治療が進む。反面、人間の心や法整備が追いつかない。科学や医学の発展は歓迎すべきことであるがとうとう神の領域まで足を踏み入れてしまった。その先にあるものは明るい未来なのか?そんなことを問われているようだ。2017/03/16

りゅう☆

96
子宮奇形で妊娠ができない産婦人科医理恵は55歳の母みどりに代理母を頼む。みどりは双子を妊娠。授かりものではなく預りもの。女として母として双子の幸せを願ってやまないのに、理恵は勝手に夫伸一郎と離婚。一人で双子を育てると言う。また3つ戻した受精卵の2つは伸一郎だが1つは清川。理恵は一体何を考えているのか?考えの相違に母娘が対立。理恵の言い分も最もだけど、やはり双子の幸せが一番だよ。『ジーン・ワルツ』の裏ではこんなことがあったのね。私は離婚はしてないが、妊娠出産子育てを経験してるからこそ夢中になって読んだ。→2019/03/21

Hitoshi Mita

93
ジーンワルツは理恵の視点で描かれた物語だったがこれは母親みどりの側からの視点で描かれた作品。クールウィッチ理恵から頼まれ代理母を受けるみどりの葛藤。感動というより考えさせられる作品だった。2014/04/08

まゆちん

91
「ジーン・ワルツ」の山咲みどり側からのお話。概ねジーンワルツで予想は付いていたものの、決断から出産までのみどりの変化と葛藤が見てとれたと思う。同時に理恵の頑なな心の裏側も。。。茉莉亜先生がいい人でよかった。全体を通してシリアスだったけど、ユミちゃんの存在が少し話を明るくしてくれていたように思う。またどっかで登場してほしいなぁ~2014/05/11

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