新潮文庫<br> 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて

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新潮文庫
国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101331713
  • NDC分類 317.22
  • Cコード C0195

内容説明

ロシア外交、北方領土をめぐるスキャンダルとして政官界を震撼させた「鈴木宗男事件」。その“断罪”の背後では、国家の大規模な路線転換が絶対矛盾を抱えながら進んでいた―。外務省きっての情報のプロとして対ロ交渉の最前線を支えていた著者が、逮捕後の検察との息詰まる応酬を再現して「国策捜査」の真相を明かす。執筆活動を続けることの新たな決意を記す文庫版あとがきを加え刊行。

目次

序章 「わが家」にて
第1章 逮捕前夜
第2章 田中眞紀子と鈴木宗男の闘い
第3章 作られた疑惑
第4章 「国策捜査」開始
第5章 「時代のけじめ」としての「国策捜査」
第6章 獄中から保釈、そして裁判闘争へ

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960(昭和35)年生れ。’85年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館などを経て、’95(平成7)年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。’05年2月執行猶予付き有罪判決を受け、現在上告中。主な著書に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(第59回毎日出版文化賞特別賞)、『日米開戦の真実―大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』、『自壊する帝国』(第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞)、『獄中記』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

196
佐藤優さんの本を評価推薦するのは難しい。哲学など勉強して書いた事はなぜか全く面白くないが、経験した事見たことについての描写は目を見張る面白さ。両極端だ。同じネタの繰り返しは気になるがこの本はその中の面白い方。体験したことだけでなく、その行動のもとになった考え方も面白い。

もりやまたけよし

99
人間の魂の凄さを感じる本だった。検察の取り調べがまるで劇場の様だ。小泉劇場の最終クライマックスに見えた。ノンフィクションだからこそ嘘のないドラマという気がしました。2020/12/25

hatayan

97
当代屈指の知識人である佐藤優氏の原点ともいえる一冊。 外務省の主任分析官として日露平和条約を締結するべく邁進するも、同士の鈴木宗男議員の社会主義的な思想がときの小泉政権の新自由主義と相容れなくなり、「やりすぎた男」として’02年5月に逮捕。獄中での検察官とのやりとりで、氏の動きが世論や国家の自己保存の本能を刺激、時代のけじめをつけるための「国策捜査」の対象となっていたことが明らかにされます。 敵でありながらも丁寧に接した検察官への敬意、生き残りのために手段を選ばない外務省のなりふり構わない態度も見所です。2019/04/14

ゆか

89
ノンフィクションなのに小説のような濃い内容です。政治裁判ってこうやって進めるんだ〜、見せる為の裁判に思えて、被告人も原告側も誰の為の裁判か本当に分からなくなってくるだろうなぁと。本書に登場する人物にはそれぞれ魅力があるのも、本書が読みやすかった理由ですが、中でも西村検事には愛着湧きまくりで、登場しなくなってからの取り調べはどうだったんだろうと知りたくなった。隣の死刑囚が誰だったのかも興味深い。作者は外交官だったのに、文章力があるなぁ〜。だから相手に自分の言いたい事がしっかりと伝わるんでしょうね。2016/02/20

100

83
日ソ平和条約の締結に奔走した外務省職員が政府の方針転換から国策捜査の犠牲となった事件の顛末記。 目まぐるしく変化する世界で厳しい相手と向き合う中で鍛えられた人間性で限界の状況でもユーモアと余裕を失わず、検事との本音と建前の交錯する胆力バトルを繰り広げる。滅私の姿勢で国益を護り信義を貫こうとする姿は相対する者とも心通じる。 2021/08/24

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