新潮文庫
神君家康の密書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101330587
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

仕掛けあう豊臣恩顧の大名たち、影で糸を引く徳川家康の水も漏らさぬ諜報網。戦国覇道の大逆転劇に関った、三武将の謀略秘話。

関ヶ原の合戦を前に、東軍最強を誇る猛将・福島正則が徳川家康に申し入れた秘密協定。家康は意外にも密約を呑み、起請文を書くことに同意した。取引は成功し、天下の帰趨はここに決したが……。仕掛けあう豊臣恩顧の大名たち、陰で糸を引く家康の水も漏らさぬ諜報網。京極高次、柴田勝家、福島正則――戦国覇道のキャスティングボートを握り、歴史の大逆転に関った三武将の謀略秘話。

内容説明

関ケ原の合戦を前に、東軍最強を誇る猛将・福島正則が徳川家康に申し入れた秘密協定。家康は意外にも密約を呑み、起請文を書くことに同意した。取引は成功し、天下の帰趨はここに決したが…。仕掛けあう豊臣恩顧の大名たち、陰で糸を引く家康の水も漏らさぬ諜報網。戦国覇道のキャスティングボートを握り、歴史の大逆転に関った三武将の謀略秘話。

著者等紹介

加藤廣[カトウヒロシ]
1930(昭和5)年、東京生れ。東大法学部卒。中小企業金融公庫、山一證券にて要職を歴任。その後、経営コンサルタントとして奔走する傍ら小説を書き始め、2005(平成17)年に『信長の棺』で作家デビュー。『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』と続く「本能寺三部作」が大ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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優希

52
面白かったです。京極高次、柴田勝家、福島正則を主人公に歴史の運命の変化を描いていました。家康に申し入れた秘密協定の取引のあっさり感は否めませんが、影で糸を引いているというのがツボでした。2022/01/30

ちばと~る

24
妹や妻の七光りで出世した蛍大名 京極高次。主君信長の妹である妻 お市との末期の茶を、主君拝領の茶碗で味わう柴田勝家。広島城修復にかけられた陰謀の末の福島正則と家老で叔父の物語。ん〜歴史ミステリを期待しちゃったけど、フツーに歴史小説だな〜秀頼の父親って謎だけど、まぁ大野治長なんだろね〜。家康説ってのもあるけど、それだと流石に千姫わ嫁にやれんなwあと松の丸殿って高次の妹なの???姉だと思ってたw2013/10/27

ニックス

13
加藤廣の短編集。京極高次、柴田勝家、福島正則の3人について、加藤廣独特の考えを入れながら書かれていた。読み終わって思ったのは、人生が思うようにいかないもんだなってこと。3人とも人生をハッピーエンドで終わろうとそれぞれの人の考えに基づいて行動したけど、なんだかんだで上手くいかず‥。昔も今(現在)も人生って難しい。一つ思ったのは、結果上手くいかなくても信念があって、それに基づいて生きていくことが大事だということですね。星42020/08/18

中島直人

9
自らを脇役と自覚し、脇役として精一杯頑張った3人の男の物語(柴田勝家は違うという言われるかもですが、私は回りに流されただけで本人は違ったと思う)。それぞれに味があり、しみじみとじんわりと、想いが伝わってくるような感覚。良かった。2013/10/23

maito/まいと

8
秀吉の跡継ぎ問題が生んだ‘蛍大名’京極高次・信長の茶碗が招いた柴田勝家の戦いと悲劇・そして福島正則の執念が残した“家康の密書”。3人の武将に大胆なエッセンスを加えて新たな歴史の観点を提示した、加藤廣の歴史小説短編集。短編集とは言いながらも一つ一つは中編クラスの分厚さをほこり、かなり読み応えあり。やや話の流れが狭間で、飛躍しすぎな展開が見られるものの、歴史の引き立て役に回ってしまった彼らの心の揺れが、非常にリアルに表現され、一気に引き込まれる。従来の本能寺~関ヶ原間の歴史小説で足りない方にオススメです。2013/10/11

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