内容説明
両親が家出をして「子子家庭」になってしまった姉弟、律子と和哉。小学生にして複雑な“コドモの事情”を抱えた二人は、ある理由からヨーロッパを訪れていた。ロマンチック街道、ミュンヘン、ウィーンを旅する先々で、今度はいわゆる“オトナの事情”を抱えた男女に出会し…波乱万丈な二人旅の行く末は?!赤川先生がナビゲートする「エッセイで100倍楽しむヨーロッパ」つき。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948(昭和23)年、福岡生れ。桐朋高校卒。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。「三毛猫ホームズ」シリーズなどユーモア・ミステリーの他、サスペンス小説、恋愛小説まで幅広く活躍。『セーラー服と機関銃』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきだるま
3
最後が意外だった。なんだこれ?2012/05/18
イザ
2
★★☆ 赤川次郎の旅記録は面白かったです!話そのものはちょっと単純過ぎたかな…2023/11/20
たかむー
2
シリーズものなのに図書館で同じ棚になく、紀行文みたいなコーナーにぽつんとあり探すの大変だった(笑)シリーズとは全く別の番外編。というか夢みたいなスタンスかと。前半は子子家庭シリーズだが、後半は赤川さんのエッセイ風。このシリーズにあの結末はちょっと。。なかったものとして続編読みます。2014/06/18
深水
2
果たして完結するのか謎の「子子家庭シリーズ」。今回の本については、小説がおまけで、後半に収録されている旅行記のほうが本編…と言う感じ。ネタバレになってしまので詳しくは書けないが、まさかのバッドエンドに仰天した。しかし、どうやら本書は番外編というか、パラレルワールド的な作品の様なので、次巻「子子家庭の身代金」では2人が何事もなかったかのように復活しており、ひと安心。赤川作品は(例えば「白い雨」のように)いきなり理不尽に殺される展開もあるのでありと言えばありなのか…。それにしても油断していたので衝撃を受けた。2010/06/23
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
本書を読んで分からない場合には、解説を読めば価値が分かる場合があります。 赤川次郎作品の場合には、「文芸評論家」以外の方が解説を書かれている場合には、90%くらいの確率で当たりです。 その解説を読むだけで楽しいからです。 赤川次郎作品を、こう育てたのか、こう読んで来たのか,よまなくてもちゃんと作家になれたとか、 悲喜交々で、とても楽しく読ませていただています。 子子家庭シリーズも、小説新潮で連載中だと解説で書かれているので、本書が最終巻になるわけではないことはお分かりだと思います。 2013/03/05




