新潮文庫<br> 湖畔の愛

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新潮文庫
湖畔の愛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101319346
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

今日も一面霧が立ちこめて。ときに龍神が天翔るという伝説がある九界湖の畔で、むっさいい感じで営業している九界湖ホテル。支配人新町、フロント美女あっちゃん、怪しい関西弁の雑用係スカ爺が凄絶なゆるさで客を出迎える。真心を込めて。そこへ稀代の雨女や超美人の女子大生、ついには鳥取砂丘に消えたはずの伝説の芸人横山ルンバも現れて―。文学なのか、喜劇なのか。笑劇の超恋愛小説。

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
1962(昭和37)年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、’81年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな!』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。’96(平成8)年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌’97年Bunkamuraドュマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、’01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、’05年『告白』で谷崎潤一郎賞、’08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

86
なんてロマンティックなタイトル。なのに帯には大きく「アホだらけ。」とあります。どれだけアホなのか期待して読み始めたのですが、「笑い死に寸前」とはなりませんでした。むしろ反対に、何とピッタリの言葉のチョイス、そして胸にささる真理、と感心してしまいました。ただ、難解なストーリーでも表現でもないのに読むのに時間がかかってしまいました。アホなのはわたしの方?2021/01/21

HANA

68
湖畔のホテルに集う客たち。ただその全員が奇人変人で…。町田康の短編らしく全体的に笑いに包まれている。ただこれまで読んだ町田作品が全体的に自意識を持て余した人間が醸し出す痛々しさからなる笑いだったのに対して、本作は解説にもあるように吉本的な笑いになっている。その為吉本的なものが持つ、これまでとは違うベクトルの痛々しさが全編に溢れていて読むのがきつい。吉本的な笑いがきらいなわけじゃないけど、大上段からこうもベタな物を振り下ろされると読んでる方も反応に困るというか。今までとは勝手が違う方向にいったのかなあ。2021/02/25

H!deking

63
最近時代ものばかりだったので久しぶりのマーチダ先生の現代小説でございますね。そうそうこれこれって感じ。腹抱えるほどではないもののクスクス笑いました。2024/02/06

Shoji

45
このリズム感、アホさ加減、乱痴気ぶり、気怠さ、でもストーリーがあって楽しめる内容。まるっきり、吉本新喜劇やんか。しかも、ひと昔前の。と思ってたら、解説にもそう書いてた。エンタメです。適当に読んで適当に楽しんで、平和を堪能しましょ。2021/01/20

ワニニ

41
自分がもっと読書家で、物知りで、抽斗の多い人間だったら、うまく言えるのだろうか?否、それは無意味? 町田康の途轍もない感性に感嘆しつつ、芝居か映画か演芸か…観ている感覚でどんどん引き込まれ、挙句登場人物として舞台にまで上がってしまうのに、その凄まじさから一歩引いてしまう自分は馬鹿なのか。はちゃめちゃで重厚な破壊力。パンクでアホに付いていくのは、ハマるんだけれど、なかなか疲れる。歳取っただけか(笑)2021/03/14

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