新潮文庫
犬がいるからだいじょうぶ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 204p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101314310
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0195

内容説明

思えばいつも犬と一緒。たばこ屋さんのぽち、野良犬のタロー、マルチーズのみっこやん、アフガン・ハウンドの凡平…。気がつけばそこに犬がいて、互いに心通わせられた至福のひととき。その目はいつも「だいじょうぶ」といっていた―。犬を飼ったことがなくても、一度でも「可愛い」と思ったことのある人ならわかる、うれしくて切なくて可笑しくて、心底泣ける不滅のエッセイ。

目次

1 そばにいるだけで、満たされていた―犬のいる幸福(幸せなこども;はじめての孤独 ほか)
2 ただ、自分のことばかり…―犬のことを忘れていた頃(れおぽんは不機嫌;かじりつきたいくらい好き ほか)
3 傷ついても、素直になりたい―犬がいればだいじょうぶ(九官鳥の声;「愛する」ってどんなこと? ほか)
4 欠けたものを抱えて、大人になる―犬といっしょに暮らしてく(わかっているから、見たくないの;明けない夜はない ほか)

著者等紹介

島村洋子[シマムラヨウコ]
1964(昭和39)年、大阪生れ。帝塚山学院短期大学卒業後、証券会社のOLを経て文筆業へ。’85年第6回コバルト・ノベル大賞に「独楽(ひとりたのしみ)」が入選しデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

27
今時、犬とは言わずにワンコという。うちにもそのワンコが一匹。うちの中で飼うのが一般的になっている。昔のアニメに出てくるような庭の隅に板切れを張った犬小屋というのも見かけない。そのワンコがまだ半分、犬と呼ばれていた頃、それはちょっと昔の話。 「愛犬家」は実は「犬に愛されている人」なのではないかという気がする。文中で気になったところ。2015/01/04

うりぼう

3
誰か、何かが「在る」ことで、自分が安心する。でも、ひょっとするとそれは、自分より先に失ってしまうかも。それなら、自分が「在る」から大丈夫と思えるといい。2003/01/10

カエル氏

0
「自分のペットはその子がその子であるだけで可愛いものです。」まさにその通り!2017/11/23

びー

0
日本の犬の飼い方の歴史がそのまま描かれている。昔飼っていた犬たちにごめんねと言わなくちゃ。いろいろ思い出させてくれる本。2016/02/25

淡紅

0
「犬は人間ができている」 ほんこれ。人間性を犬に学びたい。2017/12/26

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