内容説明
相手を笑わせること。それはビジネスや恋愛を成功に導く非常に重要な戦術です。「自分は面白くないから」と嘆くのはまだ早い。本書は、笑いが生じる場面を詳細に分析し、それを応用可能な「技術」として体系化した、コミュニケーションの教科書なのです。これを読んでスキルを身につけたなら、あなたも必ず「ウケる人」になれるはず。文庫化にあたり増補された「メール篇」も必読。
目次
戦略1 ガイジン化
戦略2 ねばり強さ
戦略3 神の視点
戦略4 逆
戦略5 チューニング力
戦略6 番組化
最終戦略 愛
補足 アクションとレトリック
ウケる技術・メール篇
付録 「ウケる技術」チェックリスト
著者等紹介
小林昌平[コバヤシショウヘイ]
1976(昭和51)年生れ。慶應義塾大学卒。美術評論家、戦略プランナー。女子・食・建築などに関する評論、エッセイ多数
山本周嗣[ヤマモトシュウジ]
1976(昭和51)年生れ。学習院大学卒。外資系証券会社トレーダー
水野敬也[ミズノケイヤ]
1976(昭和51)年生れ。慶應義塾大学卒。執筆以外にも、「恋愛体育教師・水野愛也」や企画チーム“rice”によるDVDシリーズ「温厚な上司の怒らせ方」など活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
127
こういうと元も子もないけれど、ウケる必要をあまり感じないので、細かい事例を読んでこうしようと言われてもなあ…というのが正直なところ(笑) 逆でも困るというか、自分の言葉やメールを拾われてこうされてもなあとも思う。まあ、メールならともかく、会話でこの本に書かれていることを応用する技術は大変だろうと、天邪鬼な事を考えながらの読書。メールの返信のニュアンス付けは割に役立ちそうではある。笑わせる技術の事例の写真と言葉が40個あるのだけれど、それが抜群に面白かった。これだけ拾い読み再読何度もしちゃいそう。2016/07/05
扉のこちら側
105
2016年432冊め。タイトルにある通り「ウケる」ための本であって、「会話のきっかけを作る」とか「会話が続く」とかも広義では含まれるのだろうが、私には難易度が高すぎた。書いてあるようなことが即座に言えるようになったら、もうトーク力を主軸に仕事ができそうだ。2016/06/19
ゴンゾウ@新潮部
102
それってあるある的な面白さはあったけど、オフィシャルな場ではちょっと。仲間うちや飲み会ではいいかな。ウケるのと怒らせるのとの境界がギリギリですね。まさに紙一重。巻末のメール編は、今更もう使ってないですよね。2016/09/22
AKIKO-WILL
79
【新潮文庫 2016】これまた新潮文庫には、珍しいリスト。ウケる技術のタイトルに手にした男性は多いのか?これを読んで実践した人はいるのか?面白いと感じなかった自分は、いけないのか?ウケるってそもそも人によって違う気がするし。色んなケースが出てきたけど、結婚式スピーチは酷いな。女性をデートに誘う電話…成功してないし。外人化して話すっていうのはわかるかな。日本語で話すより外国語で話す方が積極的になり強気な自分になるから、理にかなっていますね。2016/08/20
ひろちゃん
77
ショッピングモールの一角で、ニヤニヤしながら読んだ。あからさまに落ち込んで病んでる友人との会話で友人「旅に出ようか……」「富士の樹海?」友人「死ねってこと?」「死ねってこと。って冗談だって、ほらほら、焼酎でも飲んで!トリカブト入りで!」笑いと怒りは紙一重だなと思って大爆笑した。ところどころ、私の心を掴む場面もあった。だけど、「うぜえ」と感じる場面の差が激しかった。この会話を赤の他人と赤の他人が使ってるから安心して笑えるんだろうなと思う。是非とも上級者に使ってほしい!2016/06/29