内容説明
昔、世界の端に海に囲まれた王国があった。その国では王の統治の下、全ての国民が幸福に暮らしていた。だが、かつて彼の国では不公平が蔓延し、諍いが絶えず起こっていたのだ。この状況を打開すべく、全国民が出した答えは「平等」。しかし、行き過ぎた平等の結果、王国にもたらされたものとは…。現代アートの鬼才・藤本由紀夫と人気作家がコラボレーションした九篇の黒い寓話集。
著者等紹介
嶽本野ばら[タケモトノバラ]
京都府宇治市生れ。2000(平成12)年、書き下ろし小説『ミシン』(小学館)で作家デビュー。’04年には『下妻物語』が映画化され大ヒットした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
57
ちょっと何をしたいのか何を伝えたいのか理解出来なかった。祝福されない王国というよりは歓迎されない童話という印象。ある程度読者の想像に委ねる要素があっても然るべきだが肝心な所まで任せてしまうのはいかがなものか。★★☆☆☆2019/07/24
yumiha
16
『三四郎はそれから門を出た』(三浦しをん)で紹介されていた『ミシン』(嶽本野ばら)に興味を持ったので、たまたま図書館にあった本書を借りたんだが、正直なところ私には合わないっす。残酷でグロテスクなページが続く。ライトノベルの『キノの旅』を思い出したが、『キノ』はテーマがはっきりしていたと思ふ。比べて本書は、モチーフが上滑りしていて、読者に預けすぎだと思ふ。2015/04/09
紅
14
寓話集。野ばらさんっぽくなかった。雰囲気は好きだと思ったが、錬金術などの説明があまりにも難しく、理解不能であった。お洋服の描写は全くなく、女の子も登場しなかった。登場するのは何処かの王国と、その国の人々。どの短編も悪意満載でとても黒かった。面白くないとは言わないが、野ばらさんにはやはりお洋服描写満載の話を書いて欲しいと思った。2012/05/02
橘
11
うーん…難解でした。時代も場所も、過去なのか未来なのかわからず、錬金術の記述もわからず。雰囲気は大好きです。暑い今の時期ではなく、秋の夜長や冬のしんとした夜に読んだらまた感じ方も違うのかなと思いました。2012/08/26
雛子
11
嶽本野ばらさんの作品に抱くイメージとは少しだけ異なっていた。でも、どこか”らしい“かなとも思った。どのお話もやりきれなさを漂わせる読後感。少しずつどこかが繋がったひとつひとつの物語が、それなりのかたちを見せたとき『祝福されない王国』というタイトルになんとなく納得する。ちょっと一読しただけでは、わけわからん。文庫版あとがき、私みたいな読者にはありがたいかも。2012/05/08
-
- 和書
- とべ!小てんぐ!