新潮文庫
アルツハイマーを知るために

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101310510
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0195

内容説明

アルツハイマーをいたずらに恐れていませんか?実父を病に奪われた著者は、自らの反省を基に本書を書きました。何より早期発見が大切な病気ですが、誰にも気付かれずに進行することが多いので、実際の病状は案外知られていません。実父の残した日記や絵画を紹介しながら、病気の進行状態を具体的に示す本書は、大変貴重な記録です。最初に気付くのはあなたです。最新情報満載。

目次

発端―ちょっとおかしい、と感じたら(症例の色々―病変の現れ方;私が父にやってしまったこと―患者へのタブー ほか)
発病―アルツハイマーと診断されてから(少し進んだ症状色々;病気と闘うのは、患者ではなく介護者 ほか)
戦い―正常と異常(正常は異常に勝てない;仕事と介護は両立しない ほか)
最期―痴呆症の入院は他界(入院できる病院、できない病院;精神病院に入院させた父の場合 ほか)
アルツハイマー最前線―その後の取材で分かったこと(最新情報による…アルツハイマー病とは;日本のアルツハイマー研究者たち ほか)

著者等紹介

佐藤早苗[サトウサナエ]
1934(昭和9)年、広島県生れ。女子美大中退後、自由美術協会会員として絵画の創作活動を行う。その後ノンフィクション作家に転向し、TV、ラジオ、各地での講演会、フォーラム、トークショーなどでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゅいる

1
仕事上認知症の方と関わることが多いので。読んでみて自分の知識の少なさに愕然とし、もっと認知症を知りたい、勉強せねばと思いました。仕事という名目のため、認知症を身近にというか、相手が何を考えているかを考えずに接することが多いので、この認知症者本人とその家族からの視点は非常に考えさせられるものでした。認知症になってしまうと、何も決定できなくなる。そうなる前に自分がどのように扱われたいか、どのように死にたいかを伝えておくことも大事だなと考えさせられました。2016/05/31

たくのみ

1
著者の尊敬していた父がアルツハイマーを発病。仕事と家庭の都合で病状にあった介護ができず、痛切な後悔のもとで書かれた闘病記と同じ病と闘った介護者たちの記録。ひたすら重い。介護保険の認知症対策が現実に早く追いつくように願うばかり。2013/02/16

ちゃびたん

0
★★★☆☆2016/11/13

犬丸#9

0
★★★☆☆2007/04/30

こらぴし

0
父親をアルツハイマー病で亡くした著者が、その病に対する理解を深める為と、自身の反省のために記した本だ アルツハイマー病の最初の気付きは本人にあること、「闘病」は介護者がすることになる点、地域の協力なしに介護することは難しいこと、早期の対処が大切であること、幕引きの仕方を考えておくことが重要など、そうなのかと思うことがいくつもある 2007/03/28

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