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新潮文庫
出世と左遷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101303369
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

中堅損保、栄和火災海上の相沢靖夫は、秘書室次長で会長付の四十六歳。会長の絵の個展を企画したが、思わぬ窮地に陥ってしまう。絵を貰ったN証券社長から会長に一千万円の商品券が贈られたのを知り、口止め料二百万円を握らされたのだ。苦悩する相沢。そこに強面の経済記者の取材が……。悩みつつも職責を果たそうとする中間管理職を描き、感動を呼ぶ経済小説の傑作。『人事権!』改題。

高杉 良[タカスギ リョウ]
著・文・その他

内容説明

中堅損保、栄和火災海上の相沢靖夫は、秘書室次長で会長付の四十六歳。会長の絵の個展を企画したが、思わぬ窮地に陥ってしまう。絵を貰ったN証券社長から会長に一千万円の商品券が贈られたのを知り、口止め料二百万円を握らされたのだ。苦悩する相沢。そこに強面の経済記者の取材が…。悩みつつも職責を果たそうとする中間管理職を描き、感動を呼ぶ経済小説の傑作。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939(昭和14)年、東京生れ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年「虚構の城」で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

19
サラリーマンにとっては興味のあるテーマである、中堅損保、中間管理職エリート社員と会社の中枢の人間に終始した 展開に若干の物足りなさを感じた。2019/07/14

karutaroton

18
社内人事の様子がリアルに書かれてると思う。これは今も概ねこんな感じじゃなかろうか。主人公が前半と後半で別人みたいになるが、前半は中途半端な判断にヒヤヒヤする。女性に魅力的な人が全く出てこないのは、90年代の作品、考えって感じかなあ。中3と高3の子を置いて、夫婦で異動先に行くってありなん?と思った。あと、うちの娘を嫁に!ってのも、今でもあるのかなあ?2019/09/16

チガ

16
たったひとつのきっかけから転がり落ちるように悪い流れが続いていき、上司に疎まれての左遷。そしてまたひとつのきっかけから逆転。上司に自分の人事を握られるサラリーマンの辛さ…実際自分の身に降りかかってもおかしくないような話だと思いました。読みやすかったです。2019/06/28

reo

14
事の発端は会長の個展”ベニスの赤い家”。増資をめぐる証券会社のシェア調整とN証券から石井会長に贈与された商品券。栄和火災海上の秘書室次長の相沢靖夫は、石井会長から口止め料を握らされる。苦悩する相沢。そこに「東京財界」という雑誌記者から広告料名目で揺さぶりをかけられる。秘書課の女性たち、筆頭幹事Y証券派の役員たち、獅子身中の虫が蠢く。そして損害調査部(サービスセンター)への左遷。”人間到る処青山あり”という故事が何回か出てくるが、この小説の場合”人間万事塞翁が馬”のほうが正解のような気がする。読後感はいい。2018/09/10

ニッシモ

13
★★★経済小説おすすめ人気ランキングに載るサラリーマンモノの定番本。会長や社長秘書の業務や、お局さまの扱い等、くだらないけど、大事で難しいお」さ、さほ仕事の雰囲気がよーくわかる。ただ、「根回し」が主なので、ドラマチックとかダイナミックではなかったなぁ。2019/09/30

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