出版社内容情報
大丈夫、会いたいと願えば、きっと会える――。背の高い黒いコート姿の彼は、愛する人を探しにここへ来た。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、そっと見守り、救ってくれた。彼と出会うことで人生を?み直すことになる人々の、かけがえのない九つのストーリー。大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者が、その本質をとらえながら新たな世界を描きあげた熱きオマージュ。
【目次】
内容説明
大丈夫、会いたいと願えば、きっと会える―。背の高い黒いコート姿の彼は、愛する人を探しにここへ来た。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、そっと見守り、救ってくれた。彼と出会うことで人生を掴み直すことになる人々の、かけがえのない九つのストーリー。大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者が、その本質をとらえながら新たな世界を描きあげた熱きオマージュ。
著者等紹介
井上荒野[イノウエアレノ]
1961(昭和36)年東京生れ。成蹊大学文学部卒。’89(平成元)年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、’08年『切羽へ』で直木賞、’11年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、’16年『赤へ』で柴田錬三郎賞、’18年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
58
私が『愛の不時着』にハマったのは世間から遅れて去年の後半。おかげで、このドラマに心を奪われた井上荒野がオマージュで書いたこの本を、ほっかほかの熱い気持ちで読むことができた。9篇の物語に、愛する女に必ず会えると信じている男が絡む。その不器用で無垢で深い愛がいじらしく愛おしい。ドラマのリ・ジョンヒョクの仕草や表情がありありと思い浮かぶ。さすが井上荒野。ノリでのパロディなんかではなく、愛の何たるかを描ききっている。だからドラマを観ていなくても大丈夫。それにしても、こんなふうに愛されてみたかったなあ。2026/01/16
エドワード
21
二人の関係が行き詰まった時、三人目が現れて救われることがある。二人で飲むのもいいが、三人で飲むのもいい。亡き夫が注文したテント。バーの主人と店員。犬を探す人。住宅展示場。タワーマンション。買い忘れたカレー粉。普段の生活の中に、突然リという男が現れ、物事がまるく収まる。各章が終わる度に笑みが浮かぶ。韓国ドラマ「愛の不時着」は全く知らず、俵万智さんの解説で大人気であることを知る。知らなくても実に楽しい。「愛は羊みたいな感じのもの」という表現が好きだ。幼馴染みの少年少女の別れを描く冒頭の章に胸が熱くなった。2026/02/01
ぱむりん
2
リーさん 何者なの? ちょっと想像してた話とは違ったんだけども。 2026/02/04
はるじん♪
1
ドラマ『愛の不時着』へのオマージュ。といっても、私は『愛の不時着』を観たことがない。でも、不思議な世界で面白かった。とんでもないイケメンがスッと現れて、ピンチを救ってくれる。そして、初めからそこにはいませんでしたよ…と、跡形もなく立ち去る。雪降るラストシーンの美しさに感動。2026/02/13
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