新潮文庫<br> 定形外郵便

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新潮文庫
定形外郵便

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101294797
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日常にひそむ美は虚飾がなく唐突で、鮮やかな色を残す。パリの渋滞に巻き込まれた末に出会ったルネ・ロビエスの画集。ローランサンの《シャネル嬢の肖像》があしらわれた『悲しみよ こんにちは』に内包された一篇の詩。ふと立ち寄った展覧会でミロの夢想の深さに酩酊状態に陥り、約束を忘れてしまった学生時代の想い出。一匙のおかしみとともに浮かび上がる景色が愛おしい珠玉のエッセイ集。


【目次】

内容説明

日常にひそむ美は虚飾がなく唐突で、鮮やかな色を残す。パリの渋滞に巻き込まれた末に出会ったルネ・ロビエスの画集。ローランサンの《シャネル嬢の肖像》があしらわれた『悲しみよ こんにちは』に内包された一篇の詩。ふと立ち寄った展覧会でミロの夢想の深さに酩酊状態に陥り、約束を忘れてしまった学生時代の想い出。一匙のおかしみとともに浮かび上がる景色が愛おしい珠玉のエッセイ集。

目次

零度の愛について
570285
責任の所在
一度しかない反復
内的な組み合わせ
ミロと電話線
最後の恐竜
てのひらの石膏像
呪縛について
言葉の羽虫を放つ
胃の痛む話
右から六人目のフォートリエ
嗅覚の恐怖政治
まだらな青
汚染に抗うための再読
海に叫んだあとの日々
話し合う夏
幻影の家政学
申し訳ない
記憶の埋設法〔ほか〕

著者等紹介

堀江敏幸[ホリエトシユキ]
1964(昭和39)年、岐阜県生れ。’99(平成11)年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、’03年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、’04年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、’06年『河岸忘日抄』、’10年『正弦曲線』で読売文学賞、’12年『なずな』で伊藤整文学賞、’16年『その姿の消し方』で野間文芸賞、ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

86
堀江さんの久しぶりの文庫新刊が出版されました。エッセイ集で中島京子さんが解説を書かれています。美術作品についてのものが多く私にはかなり楽しむことができました。やはりフランスに関するものが作者の得意な分野であるのかかなり詳しく書かれているような感じがします。文章がいつもながらじっくり読ませてくれて素晴らしさがあります。2025/09/03

みやび

16
ひとつにつき2ページ半、全てにタイトルがついたとても読みやすいエッセイ。毎日ポストに届く定形外郵便の手紙を読んでいるような気分になった。今回は堀江さんの学生時代や若い頃のエピソードも多くとても興味深かった。その見識の深さや博識ぶりから読み進めるのが難解な事が多いけどこのエッセイではかつての失敗や堀江さんのユーモアが垣間見える所があって思わず笑ってしまう場面もあった。フランス文学が専門なのかと思っていたけど日本文学にもとても詳しく古書の知識も深い。読む度にその知識の深さにため息が出てしまう。2025/10/05

かつみす

4
『芸術新潮』に連載されたエッセイで、1篇につき3頁程度の分量なのだけれど、中身がずいぶん濃い。少し読むとおなかいっぱいになり、読み終えるのに思いのほか日数がかかった。芸術や文学などの話題が中心だけれど、オーディオや農業にまで話は及び、この人の守備範囲の広さにはいつも驚かされる。政治の動きに対する関心があることも見て取れる。知的レベルのとても高いエッセイなのだけど、高みから語るような姿勢でなく、穏やかなユーモアが漂って、読み心地がいい。存命している日本の作家でいちばん優れたエッセイの書き手なのではないかな。2025/11/09

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