内容説明
なぜこの人に恋をしてしまったのだろう。この恋の行方はどうなるのだろう―。切なくても辛くてもなお「結婚」という形をとれない関係を続けることを選んだ女たち。彼女たちは実際に何を体験し、何を感じ、何を求めているのか。そこに幸せはあるのか。未婚・既婚それぞれの立場の女たちを対象にきめ細かな取材を積み重ねて、現代の恋愛と結婚の実像を探るリアルなルポルタージュ。
目次
第1章 独身女性が恋に落ちるとき(彼女はなぜ「不倫」を選んだか;恋に落ちるきっかけ ほか)
第2章 既婚女性が恋に落ちるとき(妻たちの潜在的な欲望;妻たちが恋にはまるとき ほか)
第3章 独身女性と既婚男性~私たちのケース(二十年という歳月;二年間、彼が結婚していることを知らずに ほか)
第4章 既婚女性たちの不倫の恋のあり方(ブレーキをかけながら;私は離婚したけれど― ほか)
終章 不倫の恋をどうとらえるか(不倫とセックス;不倫だから燃える、は本当か ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいちゃそ
2
最近知ったけど、不倫してる人って世の中にこんなにいるんですね。大きな声じゃ言えないけど、私の周りにもいます。前はくだらないと思っていたけど、今はそうでもないかな…苦しんでるのは事実だから。何を言いたいのかはわからなかったけど、最後の一言はぐさっときました。「どんなに苦しい恋だとしても、人を愛することに誇りを持ちたい」そんな相手が例え不倫だとしてもいる女性は恵まれているのかもしれません。2013/04/21
アリムン
1
円満・壮絶・破壊・創造・・・様々な不倫とその結末のパターンに驚く。落とし所はまさに千差万別。確かに不倫の恋は,人生を壊すには値しない。だが,「人を好きになること」が,決して倫理のない行動ではないと思えた。2010/11/08
emily
1
★★★☆☆不倫で一番立場が弱いのは女なんだなーと思った。当たり前なんだけど。いろいろと壮絶でした。2010/10/11
おはぎ
0
★★★2012/10/12
nekokone
0
ただのルポでは?著者が、本作を通じて、何をどう表現し、訴えたいのかよく分からず。