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新潮文庫
popeye物語―若者を変えた伝説の雑誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101288826
  • NDC分類 051
  • Cコード C0195

内容説明

“VANが先生だった”“気分はもう夏”“僕らはこんなモノが欲しいのだ”―。1976年6月に創刊された“シティボーイのためのライフ・スタイル・マガジン”は、60年代の反米気分に嫌気が差した若者たちに熱狂的に受け入れられた。編集長・木滑とそこに集う風変わりな才能たちによって創り上げられた誌面は、今なお伝説として語り継がれる。日本の風俗を一新した雑誌の神話的内幕。

目次

前編 雑誌のミラクルはこんなふうにはじまった(1976年6月25日、「popeye」誌、誕生!;ヌードと劇画は登場しません;世界なんて簡単だ)
後編 そしてポパイは神話になる(世界を編集するスタイル;成功という名の街道;不滅のポパイ編集部スピリッツ;“ボスのなかのボス”の雑誌)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

7
76年創刊の雑誌「ポパイ」の黎明期から制作に携わっていた著者による作り手たちの群像劇。反体制から健康的ライフスタイルへと人々の志向が変容した時代を牽引した雑誌のようだが、米国商務省のバックアップを受けていたというのは驚愕の事実。このような裏側を知ると、与える者と踊らされる者というマスメディア全般に見られがちな虚しい構図が透けて見える。その与える側のトップランナーだった著者だけに、顧みるに自己省察はなく、矜持と奢りが横溢している。この手の雑誌が機能した狂乱の時代を駆け抜けた者ならではの奮闘記だ。2021/03/16

なまけもの

3
Olive無き今、未だ代わりの雑誌が見つからない。寂しさを埋めるのはPOPEYEなわけだけど、この本から垣間見える裏話群はストレートに言うと女目線から見るとちょっとやな感じだった。糸井さんけちょんけちょんにされてる下りとか。まぁ、今ある雑誌の多くが、POPEYEに続けと似たような紙面作りをした自負があるんだろうけど、それにしても自信が鼻につきまくる文面。100%男の子伝説。2016/12/27

sasha

2
確かに時代を変えた雑誌ではある。でも、どの号でどんな取材をして何万部の売り上げで…なんて記述の繰り返しは非常に退屈だ。絶頂期へのノスタルジーだけで書かれているんだろうなぁ。2012/02/09

みっちー

2
☆1 雑誌POPEYEの回想録。 ○なのは、短文調でテンポが軽快な点。当時の風俗や思いがリアルに感じられる点。 ×なのは、ひとの好き嫌いが激しく、言い切りで終わらせている点(歴史書じゃないので許されるけど物足りない)。 当時を知らない人にはついていけないことも多い点。 こんなすごい奴らとこんなやり方で、POPEYEが出来てたんだ!っていう思い出話につきる。 個性的すぎてあんまり興味が沸かなかった。2011/05/05

jima_1965

0
自分が1965年生まれだから、Popeyeが創刊された時は11歳。その時自分が狂っていたのは、実は父親が買っていた「Made In U.S.A.」の方で1・2ともに入れ込んで、当時西武がやっていたシアーズ・ローバックのカタログとともに愛読書。手に入らないものばかりで、文字通りヨダレを垂らしなが見ていたのだった。しかし、その流れでPopeyeには手をのばさなかった。なぜなのかといえば、その時の自分がバックパッキングに憧れて、いまは亡き芹沢一洋執筆「バッキパッキング入門」翻訳「遊歩大全」をバイブルに、ヤマケイ2012/11/12

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