新潮文庫<br> 東京湾景 (第2版)

個数:
電子版価格
¥649
  • 電子版あり

新潮文庫
東京湾景 (第2版)

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月17日 18時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101287584
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

品川の貨物倉庫で働く亮介は25歳の誕生日、出会いサイトでOLの“涼子”と知り合った。どんな愛にも終わりは来るとうそぶく亮介と、愛の力を疑いながら、でもどこかで信じたい“涼子”。嘘と不安を隠し、身体を重ねるふたりは、やがて押し寄せる淋しさと愛おしさに戸惑う…。東京湾に向きあった、品川埠頭とお台場に展開する愛の名作に、その後を描く短篇「東京湾景・立夏」を増補した新装新版。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
長崎県生れ。法政大学卒業。1997(平成9)年「最後の息子」で文學界新人賞。2002年『パレード』で山本周五郎賞、同年発表の「パーク・ライフ」で芥川賞、’07年『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞を、’10年『横道世之介』で柴田錬三郎賞、’19年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

69
以前読んだ時より、客観的に読め、かつ物語の構造に目を向けられるようになった気がする。人間関係の対比を巧く使っているし、エモーショナルなせりふや行動を効果的に混ぜ込んでいる。愛情を信じたいのに信じられない、けれど信じたい、そういう心理が人間ではないだろうか。2019/09/06

おさむ

41
新潮社の「波」で紹介されていたので購入。舞台は1996年頃の東京湾岸。それを2003年ごろに書いた作品が15年以上経ったいま、新装文庫化。ボーイ・ミーツ・ガールではあるが、吉田修一らしく、男女の感情微妙な機微をうまく描く。電話→ガラケー→スマホと、通信手段がこの四半世紀で大きく変わり、人と人のコミュニケーションのありようが変わった事を実感します。ガラケーもスマホもなかった時代の恋愛ってたしかにこんな感じだったなぁと。きっと読む時代によって感想も変わるんだろうな。おじさん世代にとっては懐かしい小説でした。2019/09/04

おいしゃん

37
エリートOLと港湾労働者が、お台場と天王洲という、それぞれの職場を舞台に繰り広げる恋愛模様…まさに映画のようなストーリーだった。りんかい線が出来たばかりという設定から、だいぶ昔と思いきや、終章では一気に最近になり混乱したが、再文庫化で付け足したとのこと。付け足す前のラストも、付け足してからも、どちらも味があった。2021/06/21

piro

37
従来の文庫版に『東京湾景・立夏』を増補した新版。東京湾を挟んで向かい合うお台場と品川の貨物埠頭。直線距離で1kmに満たない対照的な風景の中で紡がれる不器用な二人の恋愛ストーリーは、もどかしいながらも、少しずつ溢れる思いに素直になっていく様が良かった。どことなく取り繕ったお台場の街の様な関係から、りんかい線で海を超えたかの様。あの辺の土地の姿を知っていると、この小説の空気を感じられると思います。2021/01/10

Syo

37
凄い。 なんか、学生時代に やり残したことが いっぱいあるような気が。 恐るべし吉田修一。2019/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14260400
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品