感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
53
西村京太郎二冊目!ご存知十津川警部が活躍します。乗客400人を乗せたミステリー列車が忽然と行方がわからなくなった。身代金の要求があり、誘拐ということで捜査される。最後の最後まで犯人に翻弄され、まんまと台湾に逃げられる。しかし、少ない手がかりから人質を救出し、犯人に迫る過程は面白い。なかなか読ませてくれました。しかし、一晩で10億も用意できる『国鉄』ってすごい。昭和57年ものでした。老後は西村京太郎制覇したいなぁって思っています。次は『た』2015/11/29
coco夏ko10角
23
このミステリーがすごい!での西村京太郎特集で気になって手に。400名の乗客と数名の乗務員が乗ったミステリー列車が消えた!犯人は?身代金は?消えた列車はどこに?スケールの大きい事件面白かった。ラストも好き。2023/03/12
hnzwd
23
携帯電話や電車の交通管理システムが整備されていない時代の話とはいえ、一両まるごと400人の誘拐事件というのは豪快で面白い。鉄道ミステリらしさもきちんと持ちつつ、ラストも。とにかく大きな話を楽しめる初期西村作品の名作の一つ。2023/02/15
きたさん
22
約40年前の作品。ケータイもメールもSNSもない時代だからこそ、の展開が、外連味が感じられて単純に面白かった。その時代は小学生のひとり旅とか普通にあったことにびっくり。ここが一番「今の時代じゃ考えられない」だったかもしれない。2019/01/07
ふう
16
ある意味、陸だけでなく海空で繰り広げられる消えたブルートレインと400人の乗客、そして身代金10億円の行方。携帯のない昭和の時代だからこそのトリックではあるし、そりゃ色々ムリはあれどこういうダイナミック?な列車モノは大歓迎。そういえば私の大好きな「一千万人誘拐計画」もだけど西村京太郎先生は大人数を誘拐するのが好きなのかもしれん(笑)。他にあるのかな大人数の誘拐話。2022/07/01