出版社内容情報
十九世紀、欧米の大富豪と超一級の美術品を取引した山中商会は、なぜ歴史の表舞台から姿を消したのか。近代美術史最大の謎に迫る。
東洋の国宝級名品を欧米で大量に売却した伝説の美術商――山中商会(ハウス・オブ・ヤマナカ)。19世紀末のニューヨーク進出を機に世界中に顧客を持つまでに成長。ロックフェラーや英国王室ら大富豪に愛され「世界の山中」と称されるようになった。が、今やその名を知る者は少ない。なぜ山中商会は姿を消したのか。近代美術史最大の謎に迫る。『ハウス・オブ・ヤマナカー東洋の至宝を欧米に売った美術商―』改題。
内容説明
東洋の国宝級名品を欧米で大量に売却した伝説の美術商―山中商会19世紀末のニューヨーク進出を機に世界中に顧客を持つまでに成長。ロックフェラーや英国王室ら大富豪に愛され「世界の山中」とまで称されるようになった。が、今やその名を知る者は少ない。なぜ山中商会は姿を消したのか。近代美術史最大の謎に迫る。
目次
琳派屏風の謎
第1部 古美術商、大阪から世界へ(「世界の山中」はなぜ消えたか;アメリカの美術ブームと日本美術品;ニューヨーク進出;ニューヨークからボストンへ)
第2部 「世界の山中」の繁栄(ロンドン支店開設へ;フリーアと美術商たち;日本美術から中国美術へ;ロックフェラー家と五番街進出;華やかな二〇年代、そして世界恐慌へ;戦争直前の文化外交と定次郎の死)
第3部 山中商会の「解体」(関税法違反捜査とロンドン支店の閉鎖;日米開戦直前の決定;開戦、財務省ライセンス下の営業;敵国資産管理人局による清算作業;閉店と最後の競売;第二次世界大戦後の山中商会)
著者等紹介
朽木ゆり子[クチキユリコ]
東京都生れ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。同大学院行政学修士課程修了。コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。1987(昭和62)年から’92(平成4)年まで「日本版エスクァイア」誌副編集長。’94年よりニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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