出版社内容情報
介護職員は、人様のお役に立つ仕事――? ヘルパー2級を取得し、時給850円で働いた小説家が目の当たりにした、特養の現実。
かけた優しい言葉とは裏腹に、心の中では毒づいている。「我が儘言うなよ……」苛立つ職員。荒くなる作業。介護者、入居者共に我慢の24時間――。人は介護を受けるために生きているのではなく、生きるために介護を受けているはずなのに。齢50を過ぎてヘルパー2級を取得し、時給850円で働いた小説家が目の当たりにした、終(つい)の棲家の現実とは。老親を持つ世代必読のノンフィクション。
内容説明
かけた優しい言葉とは裏腹に、心の中では毒づいている。「我が侭言うなよ…」苛立つ職員。荒くなる作業。介護者、入居者共に我慢の24時間。人は介護を受けるために生きているのではなく、生きるために介護を受けているはずなのに―。齢50を過ぎてヘルパー2級を取得し、時給850円で働く作家が目の当たりにした、終の棲家の現実とは。老親を持つ世代必読のノンフィクション。
目次
序章 扉が開いて
第1章 「混沌」への招待
第2章 強ストレス職場の日々
第3章 「高齢」という現実
第4章 真夏の夜の夢
第5章 モラルハザードのはざまで
第6章 出られない人たち
終章 せめてもの未来を
著者等紹介
本岡類[モトオカルイ]
1951(昭和26)年生れ。早稲田大学卒業後、出版社勤務。’81年『歪んだ駒跡』でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、作家に。最近では、日本が初めて迎える超高齢社会のルポルタージュにも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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