出版社内容情報
ページという扉を開くと美しい言の葉があふれる。各世代が愛した名詩を精選し、一冊に集めた新潮文庫百年記念アンソロジー。
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ/ふるさとは遠きにありて思うもの/こだまでしょうか、いいえ、誰でも……。教室で、街角で、広告から。私たちの心に確かに刻まれ、いつしか忘れてしまった美しい日本語の響きが、小さな文庫本という扉の向こうからもう一度溢れ出します。1950年代から2010年代まで各世代が愛した名詩を精選し、一冊にした新潮文庫百年記念アンソロジー。
内容説明
教室で、街角で、テレビで。私たちの心に確かに刻まれ、いつしか忘れてしまった美しい日本語の響きが、小さな文庫本という扉を開いた途端、次々に溢れ出します。一九五〇年代から二〇一〇年代の各世代が愛した名詩を精選し、一冊にした新潮文庫百年記念アンソロジー。
目次
1 人間の不思議に触れる詩(こだまでせうか(金子みすゞ)
雪(三好達治) ほか)
2 自然の美しさを感じる詩(山林に自由存す(国木田独歩)
荒城の月(土井晩翠) ほか)
3 苦しみを乗り越える詩(椰子の実(島崎藤村)
小景異情(その二)(室生犀星) ほか)
4 ことばの響きを味わう詩(落葉(ヴェルレエヌ/上田敏訳)
漂泊(伊良子清白) ほか)
5 心が浮き立つ詩(春のうた(草野心平)
一日のはじめに於て(山村暮鳥) ほか)
著者等紹介
石原千秋[イシハラチアキ]
1955(昭和30)年生れ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。早稲田大学教育学部教授。日本近代文学専攻。現代思想を武器に文学テキストを分析、時代状況ともリンクさせた“読み”を提出し注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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