出版社内容情報
「小説はおまえに任せる」。談志にそう言わしめた古弟子が、この不世出の落語家の光と影を虚実皮膜の間に描き尽す傑作長篇小説。
その死は弟子たちにも伏せられていた。立川談志、享年七十五。この不世出の落語家に入門したのは十八歳の春だった。それから四十年近く惚れ抜いた師匠から突然の破門宣告。「てめえなんざクビだ」。全身が震えた。怒りの理由が分らない。振り回され、腹を立て、やがて気づいた。大変だ。壊れてるんだ、師匠は――。偉大な師匠(おやじ)の光と影を古弟子(せがれ)が虚実皮膜の間に描き尽す傑作長篇小説。
内容説明
その死は弟子たちにも伏せられていた。立川談志、享年七十五。この不世出の落語家に入門したのは十八歳の春だった。それから四十年近く惚れ抜いた師匠から突然の破門宣告。「てめえなんざクビだ」。全身が震えた。怒りの理由が分らない。振り回され、腹を立て、やがて気づいた。大変だ。壊れてるんだ、師匠は―。偉大な師匠の光と影を古弟子が虚実皮膜の間に描き尽す傑作長篇小説。
著者等紹介
立川談四楼[タテカワダンシロウ]
1951(昭和26)年群馬県生れ。’83年11月立川流落語会第一期真打となる。真打昇進試験をきっかけに、落語界の将来に疑問をもち、書き綴った処女作「屈折十三年」で文壇デビュー。’90(平成2)年初の小説集『シャレのち曇り』を刊行。以後、TV、ラジオの出演の他、講演会等多忙の中、新聞、雑誌に連載エッセイやコラムを書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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