出版社内容情報
豊臣氏の遺宝を巡り、宮本武蔵、柳生宗矩、天海らが繰り広げる死闘の数々。若き剣客・右近の命運は? 気鋭が描く傑作活劇小説。
豊臣氏滅亡から十年。三代将軍家光と大御所秀忠の対立を背景に、天海、柳生宗矩、宮本武蔵、伊達政宗ら、欲に憑かれた者どもが死闘を繰り広げていた。彼らの狙いは、幕府転覆すら招く豊臣氏の遺宝〈豊国神宝〉。この醜い戦いのゆえに愛する人々を奪われたとき、若き剣客・木下右近もまた修羅の鬼となる決意をする──。豊国神宝とは何なのか? 気鋭が描く大活劇。『謎斬り右近』改題。
内容説明
豊臣氏滅亡から十年。三代将軍家光と大御所秀忠の対立を背景に、天海、柳生宗矩、宮本武蔵、伊達政宗ら、欲に憑かれた者どもが死闘を繰り広げていた。彼らの狙いは、幕府転覆すら招く豊臣氏の遺宝“豊国神宝”。この醜い戦いのゆえに愛する人々を奪われたとき、若き剣客・木下右近もまた修羅の鬼となる決意をする―。豊国神宝とは何なのか?気鋭が描く大活劇。
著者等紹介
中路啓太[ナカジケイタ]
1968(昭和43)年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。『火ノ児の剣』で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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巨峰
42
チャンバラをうまく歴史劇の中にはめこんだなと思う。これ映画化すると舞台がでかくなりすぎて大変。んでも、そんだけ、魅力的な大活劇です!柳生宗矩、宮本武蔵、新免無二斎、天海、伊達正宗ら脇役も凄いけど、主人公の木下右近も魅力的だ。ばっさばっさ斬って斬られるんだぜ。。しかーし、、、、武蔵が、、、まさか!!!!!!!(続きは、読んでくださいw)2016/06/12
あっこ
14
意外なキャラの設定とストーリー展開で面白かった。結末は、ちょっと呆気ない気もするけど、これもありかなと思った。この作者の他の作品も読んでみたい。2015/10/28
てつ301
2
歴史ミステリーかな?と思い購入。でも時代劇アクション?でした。 期待は裏切られましたが、作品はテンポもよく面白く読めました。2014/08/25
Aki Oba
1
天海vs秀忠の切り札右近の構図が素晴らしい。今後の作品も読みたくなりました。2013/04/08
むじな
0
『もののふ莫迦』からのイモヅル。こちらの方がよりファンタジー強め。あと数冊読んでから。2020/11/20