新潮文庫
もたない男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 197p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101268712
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世界一笑える断捨離!命と金と妻以外、なんでも捨てる。人気漫画『じみへん』作者の、誰も真似できない(したくない)生活とは。

命と金と妻以外、なんでも捨てる! 人気漫画『じみへん』作者は究極の断捨離オトコだった――。空き部屋のような仕事場、妻を説き伏せ捨てたソファ、燃やしたらスッキリした大量の漫画原稿。憧れは、マザー・テレサのようにシンプルな生き方。けれど物欲も人一倍強く、好みの茶碗を求めて地方まで出かけたり……。極端すぎる捨て方に笑いが止まらない、異才の漫画家が放つエッセイ集。

内容説明

命と金と妻以外、なんでも捨てる!人気漫画『じみへん』作者は究極の断捨離オトコだった。空き部屋のような仕事場、妻を説き伏せ捨てたソファ、燃やしたらスッキリした大量の漫画原稿。憧れは、マザー・テレサのようなシンプルな生き方。けれど物欲も人一倍強く、好みの茶碗を求めて地方まで出かけたり…。極端すぎる捨て方に笑いが止まらない、異才の漫画家が放つエッセイ集。

目次

第1章 なぜもたないのか?(もたない漫画家;もたないと仕事に集中できる ほか)
第2章 なぜ捨てるのか?(なぜ捨てたいのか?;スッキリ病 ほか)
第3章 もたない生活(ファッション;服は消耗品 ほか)
第4章 もたない人生(漫画の描き方;アシダカグモ ほか)
第5章 捨てられないもの(原稿を燃やす;シュレッダー ほか)
対談 中崎タツヤは「○○な男」である。(やましたひでこ×南伸坊)

著者等紹介

中崎タツヤ[ナカザキタツヤ]
1955(昭和30)年、愛媛県生れ。’78年、「無題」で漫画家デビュー。’92(平成4)年、『問題サラリーMAN』で文藝春秋漫画賞受賞。’89年、「ビッグコミックスピリッツ」で『じみへん』の連載を開始、現在も続いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

132
ご自分でも一種の強迫観念だと把握されているようだが、ここまでくると異常だ。物を少なく暮らすと言うより、物を所有する恐怖だろうか。最低限のものしか周りに置きたくないはいいが、例えば2つ以上で100均で売っているものが1つで売っているものより安ければ、2つのを買って1つは捨てると言う考えには嫌悪感を覚えた。捨ててスッキリでなく、いかに捨てずに物を増やさないかを考えてほしいなと思う。2016/07/08

129
帯の断捨離という言葉にひかれて読了。ここまで無駄だと思うのか!という究極まで捨てていて驚きました。衝撃だったのはやっぱりボールペンを削るくだりですね。あと、バイクのフェンダー(笑)。何かしら減らすことに執着しすぎるとそこまで邪魔だと思えるのか〜と感心しました。2016/06/25

ゴンゾウ@新潮部

100
捨てられない男の自分からすると捨てることに憧れるが、かなり極端すぎると思ってしまう。必要かどうかを買ってから考えて結局捨ててしまうなんてただの浪費ではないか。ここまで極端だと笑えてしまうが。2016/08/22

AKIKO-WILL

95
【新潮文庫 2016】もたない男ってタイトルですが、読んでいると「モノを持てない男」なのでは?女性で話題の自称捨て変態のゆるりまいさんの捨てぶりよりも軽く超えた感じがしました。ボールペンの芯まで使った白い部分もいらないと切ってしまう。オートバイの部品もいらないと分解してしまう。マックのセットの方が単品でバーガーとジュース買うより安いからとポテトなしで頼むが出来ないと言われてケンカになる。物欲はあるが所有欲はなく、捨て欲が強い。だから、どんどん買うがその分捨ててしまう。もたない。持てない男も凄いですね。2016/08/10

扉のこちら側

94
2016年421冊め。巻末の対談にもあるように、なにも啓発はしていないが分類的には昨今流行りの断捨離本としても読めるエッセイ。ただ私には他の方が書いた掃除・片付け本を読んだ時のようなスッキリ感はなかった。ミニマリスト等のブログや本等で自分の暮らしを大衆に公開している人はある程度自己顕示欲が高くて、「自分が気持ちよく暮らすため」と言いながらも、「素敵ですね」と他人の評価を欲しているのだと思う。ただ著者は「俺は他人なんか一切気にしていません」と、何度も何度も言うので逆にひっかかるのだ。 2016/06/18

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