新潮文庫<br> 闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル

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新潮文庫
闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101268514
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

女性探偵と凄腕かつ偏屈な編集者が追いかけるのは、未発表漫画と連続失踪事件の謎。高橋留美子氏絶賛、驚天動地の漫画ミステリ。

元警察官の“探偵”水野優希がコンビを組んだのは、容貌魁偉、博覧強記、かつとても感じの悪いフリー編集者・醍醐真司だった。巨匠漫画家のスタジオに残されていた、未発表作品の謎の解明を依頼されたのだ。やがて、この画稿と過去の連続女性失踪事件が重なりはじめ――。『MASTERキートン』はじめ数々のヒット作を手がけてきた著者が全ての力を注ぎ込んだ、驚天動地の漫画ミステリ。

内容説明

元警察官の“探偵”水野優希がコンビを組んだのは、容貌魁偉、博覧強記、かつとても感じの悪いフリー編集者・醍醐真司。巨匠漫画家のスタジオに残されていた、未発表作品の謎の解明を依頼されたのだ。やがて、この画稿と過去の連続女性失踪事件が重なりはじめ―。『MASTERキートン』など数々のヒット作を手がけてきた著者が全ての力を注ぎ込んだ、驚天動地の漫画ミステリ。

著者等紹介

長崎尚志[ナガサキタカシ]
作家・漫画原作者・編集者。週刊漫画雑誌編集長を経て、2001(平成13)年フリーに。’10年、『アルタンタハー東方見聞録奇譚』で、小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

112
漫画界のリアリティが強く印象に残りました。解説では漫画界のリアリティではなく、「キャラクター」、「プロット」、「漫画の凄味」これらそのものの魅力が本書の価値であるとのことですから、当方は再読する必要があるようです。2016/10/02

ゴンゾウ@新潮部

105
漫画原作者の作品だけあって業界のことがとてもリアルで面白かった。ドラマはまだ見ていないが松下奈緒さんと古田新太さんのイメージがシンクロしました。2019/03/09

Bugsy Malone

78
漫画家の浦沢直樹さんや伊藤潤二さんとのコンビで知っていた著者のシリーズ第一作。数々の名作漫画を手掛けた長崎尚志さんの事だからさぞかし面白いだろうなと思って読んでみたら、これがことの他面白かった。漫画をkeyにした謎解きの過程も際立っていたし、漫画についての蘊蓄や漫画編集者の実態もとても勉強になりました。読み終わる直前にドラマ化された第1話も観ちゃいました。2作目は「邪馬台国」らしいのでそれもまた楽しみ。2019/09/20

KAZOO

63
浦沢直樹さんのコミックの原作にほとんどかかわっている長崎さんのミステリーです。主人公のフリーの漫画編集者のプロフィールに惹かれてしまいました。容貌魁偉、スナックやせんべいばかりを食べているが部屋はきちんと整理整頓されていてと面白いキャラクターです。漫画界の内情などがよくわかりました。若干折原一さんの作品を読んでいるような気分になりました。2作目が出たようなので文庫になるまで待ってみます。2015/04/25

坂城 弥生

60
醍醐の漫画に対する深い愛情が印象的だった。なにげに博識だし。漫画は確かにコマ割りとかで雰囲気が変わるからそこも技術なんだろうなぁ。そして天賦の才能に左右されるセンス。 亡くなった漫画家の家から出てきた作者不明の原稿から始まる物語。すごく良かったです。シリーズなので、つづきが楽しみ。2021/03/02

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