新潮文庫
紀文大尽舞

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 523p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101265360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

花のお江戸で女だてらに戯作者を志すお夢が追うのは、紀伊国屋文左衛門。蜜柑船で一夜にして財をなした豪商の一代記を書くためだ。ところが紀文は逃げ回り、お夢は命を狙われる。華やかな立志伝に隠された秘密とは何か。ついに大奥に潜入したお夢が遭遇する、将軍継承を巡る大陰謀とは。紀文と八代将軍吉宗の意外な接点。お夢の推理が冴えまくる痛快無比の大江戸歴史ミステリー。

著者等紹介

米村圭伍[ヨネムラケイゴ]
1956(昭和31)年、横須賀市生れ。千葉県在住。早稲田大学政治経済学部卒。’99(平成11)年、『風流冷飯伝』で小説新潮長篇新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
面白かったです。戯作者を目指すお夢が追うのは紀伊國屋文左衛門。しかしお夢は命を狙われるのが危ういところでしょう。将軍継承をめぐる第陰謀もあり、時代ミステリーとして楽しむことができました。2021/12/11

BlueBerry

35
作者の頑張った感は大変感じられました。ちょっと空回り気味にもかんじてしまったけれどラストも上手に纏められていたのでその点は良かったと思います。2013/10/13

こおり

8
久々の米村節を堪能。まずまず面白かった。蜜柑船や吉原での豪遊など数々の伝説で知られる紀伊国屋文左衛門を題材に戯作を書こうと目論む湯屋の娘お夢が主人公だ。調べれば調べるほど怪しい文左衛門、命を狙われたお夢を助けた武士の名は「倉知」、そして「むささび五兵衛」!五兵衛が若いよ(笑) 他のシリーズに繋がる登場人物を発見するのも米村作品の楽しみである。大奥や吉宗にまで接近し、お夢がたどり着いた真実とは何か、踊らされていたのは誰なのか。最後のどんでん返しまでお見逃しなく2015/08/29

むら松

4
綱吉〜吉宗あたりの話は久しぶりだったが、江戸で暮らす町人の暮らしぶりは、ほっこりしてやはり興味深い。主人公である湯屋の娘、お夢はほっこりするどころか、大騒動に巻き込まれていくのだけれど…。巻末で、作者が執筆にあたり取材をした人へ「せっかく親切にしてもらったのに、妙な小説になってしまいスミマセン」と謝る方の謝辞を述べていた。笑。確かに奇天烈な話だけど、史実や実在の人物が随所に盛り込まれていて面白かった。天英院は、よしながふみの「大奥」では怖い印象だったけど、いとおかしくなりにけり。めでたしめでたし。2024/12/10

renren

3
これは凄い! かわいらしい表紙にいつもの敬体米村文体、退屈姫君と同じような可愛い娯楽作品と思えばいつの間にか話は一大スペクタクル伝奇ロマンに。やさしい文体の裏でこの人の考証とか、考証の隙間を繋ぎ合わせるように巨大なウソを作り上げる能力とかすごいです。歴史の裏をよみまたその裏を読み。素晴らしい。「戯作を書くこと」への作者の悩みと覚悟も描かれていて素晴らしいです。もちょっと女の子の言葉遣いが可愛いといいなあ。2012/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/538150
  • ご注意事項

最近チェックした商品