出版社内容情報
小さな奇跡なら、自分で起こせる――。名優の素顔が垣間見える珠玉のエッセイ。
歌舞伎十八番「勧進帳」。08年、奈良東大寺で九代目松本幸四郎演ずる弁慶は1000回を迎えた。二月堂の鐘や秋の虫の音が響く中、大仏殿の甍ごしに昇る美しい満月――。舞台に立ち続ける傍らには、いつも家族がいた。「襲名とは命を継ぐこと」と語った父。個性豊かな三人の子供。一門を切り盛りする妻。小さな奇跡を積み重ね、見果てぬ夢を抱いて駆け抜けた半生を綴る自伝的エッセイ。
内容説明
歌舞伎十八番「勧進帳」。’08年、九代目松本幸四郎は、奈良東大寺で千回目となる弁慶を演じた。二月堂の鐘や秋の虫の音が響く中、大仏殿の甍ごしに昇る美しい満月―。舞台に立ち続ける傍らには、いつも家族がいた。「襲名とは命を継ぐこと」と語った父。個性豊かな三人の子供。一門を切り盛りする妻。小さな奇跡を積み重ね、見果てぬ夢を抱いて駆け抜けた半生を綴る自伝的エッセイ。
著者等紹介
松本幸四郎[マツモトコウシロウ]
1942(昭和17)年東京生れ。’81年九代目松本幸四郎を襲名。日本芸術院賞、毎日芸術賞、菊池寛賞など受賞多数。2005(平成17)年紫綬褒章。’09年日本芸術院会員。’12年文化功労者認定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃちゃ
16
松本幸四郎さんって本当に素敵ですね。特にお声が好き。この本を読んで,一生懸命で,謙虚で温かな松本幸四郎さんが益々素敵だなと思いました。ただ・・・松本ファミリーがあまりにもまばゆすぎて,身分ってやっぱりあるんだなあ・・・と,思ってしまいました。下々の者には近寄れませぬ・・・。素敵。2015/08/12
喪中の雨巫女。
8
《私ー図書館》黄金の日日から、ファンです。私の初めて見た大河ドラマも黄金の日日でした。 素敵な、家族に囲まれて幸せそうでしたね。2015/06/09
みこと
0
(図書館)未だに、幸四郎と吉右衛門、どちらが兄で弟か、覚えられない…2016/11/06
れいちゃん
0
歌舞伎役者芸談ではなく、役者という一人の男のエッセイという感じ。幸四郎の人柄がよく伝わってきた。2016/11/03
ichiteru
0
10月に勧進帳、12月は東海道四谷怪談で拝見。まだまだ力強さは健在。長く頑張ってほしいです。2015/12/20