新潮文庫
金融庁が日本を滅ぼす―中小企業に仕掛けられた罠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101263212
  • NDC分類 317.21
  • Cコード C0133

内容説明

1999年7月、「金融検査マニュアル」の運用が開始された。その瞬間、中小企業が資金難に喘ぎ、次々に倒産し始めた。日本の企業数の99.1%、従業員数でも78.0%が中小企業である。国家を支えているのが中小企業といってもいい。金融庁の目的は何なのか。真犯人は誰なのか。金融庁の歴史的失政を気鋭のジャーナリストが告発する渾身のノンフィクション。

目次

第1章 忘れられた日本の九九%
第2章 マニュアル裁量行政の誕生
第3章 検査マニュアルをめぐる攻防
第4章 混迷を深める金融再編成
第5章 中小・零細企業の「息切れ」

著者等紹介

東谷暁[ヒガシタニサトシ]
1953(昭和28)年、山形県生れ。早稲田大学政治経済学部卒。雑誌等の編集を経て、’97(平成9)年よりフリーのジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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真名

0
2006年に発行された本で、どの程度まで現在に通じるのかはわからないが、半沢直樹に描かれていた銀行とか金融庁ってこういう状況がモデルだったんだな、と思った。メガバンにも地銀にも同様に厳しい検査マニュアルを適用して金融庁が検査を行ったがために、多くの中小企業(地銀・信金の融資先であるところの)が苦しみ、破綻したことを告発する本。経済のグローバル化は適正な競争と経営の透明化をもたらすとされているけれど、それぞれの国には固有の事情がある。自国の経済を考える上でも途上国支援をする際にも注意が必要。2016/09/16

ハーブ

0
もっと もっと告発して! いろいろ手口は勉強になるわ2015/01/15

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