新潮文庫<br> オオカミの護符

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新潮文庫
オオカミの護符

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101262918
  • NDC分類 387
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「オイヌさま」に導かれて、謎解きの旅へ――川崎市の農家で目にした一枚の護符を手がかりに、山岳信仰の神秘の世界に触れる名著!

川崎の農家で著者が目にした一枚の護符。描かれた「オイヌさま」の正体とは何か。高度成長期に、小さな村から住宅街へと変貌を遂げた神奈川県川崎市宮前区土橋。古くから農業を営んできた小倉家の古い土蔵に貼られた「オイヌさま」に導かれ、御岳山をはじめ関東甲信の山々へ──護符をめぐる謎解きの旅が始まる。都会に今もひっそりと息づく山岳信仰の神秘の世界に触れる名著。

内容説明

川崎市の実家で著者が目にした一枚の護符。描かれた「オイヌさま」の正体とは何か。高度成長期に、小さな村から住宅街へと変貌を遂げた神奈川県川崎市宮前区土橋。古くから農業を営んできた小倉家の古い土蔵に貼られた「オイヌさま」に導かれ、御岳山をはじめ関東甲信の山々へ―護符をめぐる謎解きの旅が始まる。都会に今もひっそりと息づく山岳信仰の神秘の世界に触れる好著。

目次

第1章 三つ子の魂百まで
第2章 武蔵の國へ
第3章 オイヌさまの源流
第4章 山奥の秘儀
第5章 「黒い獣」の正体
第6章 関東一円をめぐる
第7章 オオカミ信仰
第8章 神々の山へ
第9章 神々の居場所

著者等紹介

小倉美惠子[オグラミエコ]
1963(昭和38)年、神奈川県川崎市宮前区土橋生れ。アジア21世紀奨学財団、ヒューマンルネッサンス研究所勤務を経て、2006(平成18)年に(株)ささらプロダクションを設立。’08年、映画「オオカミの護符―里びとと山びとのあわいに」で文化庁映画賞文化記録映画優秀賞、地球環境映像祭アース・ビジョン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

99
三峰のあれにはそういう背景があったのか。調査は自分にいくらか縁のある地域にも及んでいて興味深く読めた。2019/01/04

Nobu A

70
小倉美恵子著書初読。HONZ推薦本。14年刊行。舞台が隣町の川崎市と言うのに親近感を感じながら頁を繰る。東京も西多摩は未だに羊を飼っている農家もあり、都会の喧騒とは懸け離れた場所。川崎市周辺も戦後復興期以前は自然豊かな土地だったはず。「オイヌさま」の護符を巡る謎解きの旅。一個人がやってのけたことに本書の意義がある。他方、挿絵の4匹の狛犬の写真(p.189)は非常に珍しいもので全国で見かけるのは所謂ライオンのような狛犬。古代イスラエル人が渡来した説もある。狛犬=狼でない点は専門家に委ねる必要性がある。2024/08/11

エドワード

69
川崎市の実家の「おいぬさまの護符」への関心からスタートし、祖先の信仰を訪ね歩く探訪記。百姓とは、生活に必要なものすべて、道も川も自ら作り出す自給自足の民である、という指摘は新鮮だ。日本は山国であり、山岳信仰は西も東も変わらない。西日本にも修験道の山々や製鉄の山々があった。「もののけ姫」に出てくる犬神モロはニホンオオカミの姿を強調したものだろう。そしてシシ神は自然そのものを象徴した姿だろう。現代日本から自然=神々への祈りが消えたのは、不変の世界から合理性と成長を重んじる世界への転換によるものではなかろうか。2014/12/27

ホークス

67
著者の実家に貼られていた一枚の護符から、かつて盛んだったオオカミ信仰の実像を追う旅が始まる。それは古い日本を訪ねる旅であり、著者自身の父祖の暮らしと思いに迫る旅でもあった。一つの土地で連綿と歴史を堆積させる、かつては当たり前だった世界。信仰を守り敬うことで、信仰に支えられていた世界。そして今でも心の深いところでは無くしていない、そんな世界がありありと目の前に現れて、目まいに似た感覚を覚えた。自身の父祖から始まる話なので感情豊かに表現されているが、感傷に溺れないギリギリのところで踏み止まっている。2015/09/05

紫羊

63
この本のことは以前から気になっていたのですが、最近目にした三峯山の狛狼の写真に惹かれ、読んでみることにしました。著者の気持ちがこもった、大切に書き上げられた作品だと思いました。2017/03/09

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