内容説明
ブス、ケチ、見栄っぱり、味オンチ…さんざんバカにされつつ、巨人を倒した中日ドラゴンズに熱狂する名古屋人。派手な冠婚葬祭に備えて、いじましい倹約精神を貫く名古屋人。味噌カツ、きしめん、ういろう…お世辞にも美味いとはいえない料理を次々と発明する名古屋人。「名古屋五輪がダメなら、次は万博だぎゃあ」―決してめげない名古屋人。そんな名古屋人の魅力を徹底講義。
目次
第1時限 名古屋の「社会学」―中日ドラゴンズは“アンチ東京”の象徴
第2時限 名古屋の「歴史・地理学」―“文化不毛の地”と言われても気にしない
第3時限 名古屋の「経済学」―ケチは冠婚葬祭に備えてのこと
第4時限 名古屋の「経営学」―バブルには無縁でも、不況に強い堅実無比経営
第5時限 名古屋の「言語学」―“経済性”を徹底追求する名古屋弁とその心
第6時限 名古屋の「栄養学」―味噌カツ、きしめん、うなぎの櫃まぶしの知恵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずき
19
てゃあもにゃあおもいがね!でゃい一章のアンチ東京の話なんてまんまわしらぁのことやわ、読売はこっすいでたまらんわ。 これ読みゃあ名古屋のイロハは丸わかり。他県の人らぁはおーじょこくげな笑 まーひゃーまっぺん読み返すみゃあ。文章もつーっとしてる。なごやに興味がある人、住むことになった人んたぁ、とにかく関わりのあるもんはこれ読みからかしてまわしとかなかんで!読まんみたいなわやしとってかんて、だちかんわ、えか!?2019/07/26
らむり
4
復習のつもりで読んだ(^^)
Hideyuki Tomatsu
3
派手な嫁入り道具が生前贈与、合理的な名古屋弁っていう発想に感心した。廃藩置県時の283藩中152が尾張・三河出身というのもびっくり。実感がわかない内容もあったが、自分の出身が尾張でも名古屋ではないからだろうか2013/09/19
哲
3
同シリーズの『大阪学』に比べて、薄い内容。大阪に比べて、語ることも少ないのか、ちょっとのことを何回も言ったり、無理やり膨らませて一冊持たせた様な印象がした。完全に暇つぶし本。
おさむ
2
2001年の発刊だが、今でも通用する分析だと思います。都市と田舎の同居、ケチケチのコスト感覚、実利を優先するため文化が育たない等。これからもあまり変わらないでしょう。村上春樹が作品で舞台にしたように。2013/06/09
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