内容説明
日本創世の由来を記したと伝えられる、現存最古の文献・古事記。お伽噺としては知られていても、裏に潜む真意は不明のまま。白兎や鮫が登場する理由は何か。八俣の大蛇は何かの象徴か。大国主神が担ぐ袋の中身は何を意味するのか…??64の組み合わせをもつ易の卦で解明される神話の世界。古代の知識人が暗号のようにちりばめた、意外な編纂意図とは。一読驚嘆、目から鱗の新解釈。
目次
第1章 新しい物語の創成へ
第2章 いなばのしろうさぎ
第3章 やまたのおろち
第4章 再生復活の力
第5章 四つの試練
第6章 大国主神と三人の女
第7章 小人の神様
第8章 国譲りへの道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
2
読んだ後で、トンデモ本と知ってがっかりした2021/10/03
謡子
1
古事記を読もうと思っていたのに先にこっちから読んでしまった。暗号とか科学の夜明けとかのタイトルの謎はともかく、おもしろかった。古事記以前の記録の抹消と古事記の編纂目的が、日本は独立国家なのだと「記述」し「後世に残す」のだという発想はなかった(その必要性がわからないなう)。 ついこの間、高橋克彦の少名彦那等宇宙人説を読んだばかりだったのも手伝って後半は眉に唾つけて読みました。リフレインが多いのも残念。何人かの合名ということなので仕方ないのかな?2022/05/02
Taku Kawaguchi
1
日本創世の由来を記したと伝えられる、現存最古の文献・古事記。稲葉の白兎やヤマタノオロチ、大国主神などの物語を読みときます。真偽はともかく、その解釈には思わず引き込まれます。2021/03/24
七や
1
易と古事記。こういう解釈もあるなと目から鱗。読み物としても面白い。2014/08/01
ハシリドコロ
1
なんとなく面白かった。神様のわけわかんない登場の仕方も、易の暗喩と解けばなるほど…なんですね。大国主命はやっぱり魅力的。国が豊かになったところで分捕られることも、この世の循環の理と解けば納得…いくのか?出雲大社がずっと守られてきたことに、大国主命の偉大さがみてとれますね。また旅行に行きたいなあ。2013/01/07
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