新潮文庫
殺し文句の研究

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101255286
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

“あんなに遠くにいる月が波を渚に誘うのなら、近くにいるあなたがボクの心を誘うのは当然ですね”―収集した名台詞の使い方を考察する「殺し文句の研究」ほか、列車の旅の楽しみはワン・カップとビール、おつまみはなんといっても笹かまぼこが一番―「好きなもの、好きなこと」。いまだに事前に原稿料を訊くことができないと告白する「作家の経済学」など、アトーダ世界創作秘話満載。

目次

来し方考
好きなもの、好きなこと
殺し文句の研究
作家の企業秘密
作家の経済学
男と女の物語

著者等紹介

阿刀田高[アトウダタカシ]
1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、’78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。’79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、’95(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

46
定価でもワンコインで足りる超お手頃価格なのだが、悲しいかな絶版重版未定で今は簡単に入手できない。図書館で借りましょう。2015/06/15

SKH

4
エッセイ集。2013/04/07

MIKETOM

3
こういうタイトルではあるが一冊丸ごと殺し文句について書いてるわけではない。それはほんの30ページ(一章分)ほど。それ以外は阿刀田の普通のエッセイ。阿刀田のオキニの殺し文句は『あんなに遠くの月が波を渚に誘うなら、近くにいるあなたがボクの心を誘うのは当然ですね』らしい。これをどう評価するかは読んだ人次第(笑) 自分としては『作家の企業秘密』と『作家の経済学』が面白かった。前者は作品のアイデアの発見法とかどうやって文章を綴っていくかといったテクニックについて、後者は原稿料等々の下世話な話など。面白いね(笑)2018/10/08

ウチ●

3
「殺し文句の研究」・・・タイトル名のような内容の実用本にはあらず!若き日の阿刀田高氏のエッセイを集めた作品です。氏の筆致がどのように変わってきたのか、否か、ファンには面白く読めることでしょう。著者曰く、「小説というものは、あまり老けない。そんな気がする。」他方でエッセイは「同じ小説家の筆によるものでも若い頃のものと、年を取ってからのものは明白に異なっている。」とのことですから、今はこう書かないであろう部分はどこなのか、想像しながら読むのも一興。2017/03/25

ちらり

1
著者の作品をもっと読んでみたいと思った。

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