新潮文庫<br> ラブレス

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新潮文庫
ラブレス

  • 桜木 紫乃【著】
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  • 新潮社(2013/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101254814
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

旅芸人、流し、仲居、クラブ歌手……歌を心の糧に波乱万丈な生涯を送った女の一代記。著者の大ブレイク作となった記念碑的な長編。

謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた――。彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。道東の開拓村で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、やがては旅芸人一座に飛び込んだ。一方、妹の里実は道東に残り、理容師の道を歩み始めた……。流転する百合江と堅実な妹の60年に及ぶ絆を軸にして、姉妹の母や娘たちを含む女三世代の凄絶な人生を描いた圧倒的長編小説。

内容説明

謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた―。彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。道東の開拓村で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、やがては旅芸人一座に飛び込んだ。一方、妹の里実は地元に残り、理容師の道を歩み始める…。流転する百合江と堅実な妹の60年に及ぶ絆を軸にして、姉妹の母や娘たちを含む女三世代の凄絶な人生を描いた圧倒的長編小説。

著者等紹介

桜木紫乃[サクラギシノ]
1965(昭和40)年、北海道釧路市生れ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。’07年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。’12年に『ラブレス』で「突然愛を伝えたくなる本大賞」、’13年に同作で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

596
道東に生きた3代の女たちを描く大河小説。秋田の寒村から最果てのような中茶安別にやって来た初代のハギ。彼女はただひたすらに耐えるしかなかったし、傍目には不幸な境涯に見える。それでも彼女は言う。幸せだったと。2代目の百合江はそんな環境から逃げ出し、後は漂白に身を任せる生き方を選ぶ(あるいはそれしか選びようもなかった)。なんとも薄幸が似合うというか、染みついた女性である。そして、3代目の理恵は、自分を含めた3代の女たちの一生を「書く」ことで初めて自立を果たす。エンディングは、これでもかというくらいに通俗的な⇒2022/08/18

遥かなる想い

451
桜木紫乃が描く「女の一生」。 物語の間に出てくる演歌の名前が 昭和の風景を効果的に蘇らせる.. 百合江の人生がなぜか演歌的に流れて くるように感じるのは、 舞台が北海道のせいだろうか。 それにしても昭和の女は強く、ぶれないのが 気持ちよい。三浦綾子の世界に似ている.. そう感じながら、生きる女の強さを 再確認した、そんな本だった。2016/08/11

yoshida

361
北海道で生きる姉妹、百合江と里実。二人の人生を描く大河小説。人生には子供の頃には想像もつかないことが起こる。流転、結婚と裏切り、子を喪う理不尽さ。その人生を幸せだったとか、不幸だったとか、本人以外が決める権利は無いと思う。百合江の人生は激動である。百合江の末期に手にしていた謎の位牌の意味。末期の病床に現れ歌を口ずさむ男。最期の場面は神々しい。百合江は彼女なりの生き方で、人生を全うしたと思う。それは素晴らしいことだ。百合江と里実の生き方の対比。苦難に立ち向かう二人。自分の人生を振り返った作品。息を飲む傑作。2017/05/14

さてさて

350
『わたしは食べて働いて歌ってさえいれば』。苦難に満ちた人生の中にささやかな喜びを感じて生きていく百合江とそんな姉をさまざまな形で思いやる妹・里実の人生が描かれるこの作品。そこには、そんな二人を中心とした親子三世代の物語が描かれていました。時代を表す表現の登場が物語の真実性を高めていくこの作品。北国の情景を絶妙に描写していく桜木紫乃さんの魅力を垣間見るこの作品。60年という時代の移り変わりを滔々と描く物語の中に、”大河小説”ならではの深い余韻を感じる、これぞ桜木紫乃さんのまごうことなき傑作!だと思いました。2023/10/21

ちょこまーぶる

314
とにかく悲しい内容でしたが、前に進まなければという思いを感じてしまう素晴らしい一冊でした。開拓のために道東へ入植してからの三世代家族の波乱万丈の人生を描いているのですが、一見それぞれが自分勝手に生きているようにも思えてしまうが、しっかりとそれぞれの事を思いながら、家族の絆はどんなことがあっても切ることができないという現実を突きつけらけた思いがします。ただ、百合江の結婚相手の春一親子の鬼畜さは、読んでいて辛かったですね。いずれにしても、人生を何があっても「生き続ける」・・・読後の感想です。2015/11/07

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