新潮文庫
白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101252612
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

凍傷で手足の指を失った「最強の夫婦」が再び垂直の壁に挑んだ。誰もが不可能と思ったチャレンジを追う渾身のNHKドキュメント。

「世界最強のクライマー」と呼ばれた山野井泰史と妻の妙子。しかしヒマラヤで負った凍傷により、二人とも手足の指の大半を失っていた。この奇跡の生還から5年後の2007年、彼らは再び高みを目指す……。標的は北極圏・グリーンランド、標高差1300mの垂直の壁。リハビリとトレーニングを繰り返す二人。誰もが不可能と思ったチャレンジを追う、渾身のNHKドキュメント。

内容説明

「世界最強のクライマー」と呼ばれた山野井泰史と妻の妙子。しかしヒマラヤ下山中に負った凍傷により、二人とも手足の指の大半を失っていた…。この奇跡の生還から5年後の2007年、彼らは再び高みを目指す。標的は北極圏・グリーンランド、標高差1300メートルの垂直の壁。リハビリとトレーニングを繰り返す二人。誰もが不可能と思ったチャレンジを追う、渾身のNHKドキュメント。

目次

第1章 クライミングにかけた夫婦
第2章 極北の地グリーンランドへ
第3章 二人の静かな生活
第4章 出発未踏の大岩壁へ
第5章 ヘッドウォール垂直の旅
第6章 ふたたび頂上へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

109
日本を代表するクライマーである山野井夫妻。ヒマラヤ、ギャチュンカンでの遭難から奇跡の生還を果たし5年。今度はグリーンランドの大岩壁登頂に挑戦する。それにしても、ここまで彼らを掻き立てる物は何なのだろう。両手両足半分以上の指を凍傷で失って、なおも高みを目指す。NHKドキュメントを元に書かれた本であるが、見そびれた。これは是非とも映像を見たい。★★★★★ (余談ですが、これを読む前に沢木耕太郎氏の「凍」を読むことをお勧めします。)2013/08/18

Kenichi Yanagisawa

65
日本最高のクライマー夫婦。山野井夫婦だ。 この本の舞台はグリーンランドの大岩壁。それも1300mもの大岩壁の登山の話だ。 しかもこの夫婦、このアタックの5年前にヒマラヤ・ギャチュンカンで手足のほとんどの指を切断しているのだ。 手足の指のほとんどがない状態で、1300mもの岩壁をロッククライミング、しかもできればフリークライミング(いわゆる器具の力を借りず、自分の手足、力だけで)で登るというのだから、困難度は想像ができない。2013/08/19

gonta19

59
2013/10/4 アミーゴ書店六甲道店にて購入。 2014/10/15〜10/24 有名なクライマーである山野井泰史・妙子夫妻が、ギャチュン・カン登攀後、凍傷により大部分の指を失った後、グリーンランドの未踏大岩壁・オルカに挑戦するドキュメンタリー。映像を撮影したNHK取材班によるもの。今、少しクライミングに興味があるのだが、世界が違うなぁ。でも、凄い!放送を観たかった!2014/10/24

マリリン

51
ギャチュンカン北壁登攀の奇跡的な生還から5年。どこまでも前向きだ。失う事は得る事であるかのように状況が変わっても挑み続ける姿勢は、読む側にも刺激が入る。楽しいからできる範囲で続ける。日常生活すら同じ感覚で楽しむ夫妻の静かな生活は簡素だが豊かだ。白夜の大岩壁に挑む天国に一番近い男と妙子さん、木本さん、カメラマン達が挑む垂直の旅から、張り詰めた空気と達成感が伝わってくる。写真が文字以上に物語る。 山野井氏の著作は読んだ記憶があるが、ご夫妻共にクライマーだとは知らなかった。ザイルパートナーという言葉が響く。2021/04/15

本と映画

31
.2014/10/19

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