新潮文庫<br> 猫だましい

個数:
電子版価格
¥572
  • 電書あり

新潮文庫
猫だましい

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月24日 03時36分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101252261
  • NDC分類 904
  • Cコード C0111

内容説明

こころの専門家・河合隼雄先生は、実は大のネコ好きです。今までに読んだ古今東西のたくさんの猫物語の中から、特にお気に入りのにゃんこ達を選んで、お話しいただきました。長靴をはいた猫、空飛び猫、鍋島の化け猫、100万回生きたねこ…ネコのことが分ると、ヒトの心も分る、かもしれませんよ。ネコ好きでは引けを取らない、大島弓子さんの感想マンガが付いてます。

目次

1 なぜ猫なのか
2 牡猫ムル
3 長靴をはいた猫
4 空飛び猫
5 日本昔話のなかの猫
6 宮沢賢治の猫
7 怪猫―鍋島猫騒動
8 100万回生きたねこ
9 神猫の再臨
10 とろかし猫
11 少女マンガの猫
12 牝猫

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928(昭和3)年兵庫県生れ。京大理学部卒。京大名誉教授。日本のユング派心理学の第一人者であり、心理療法家。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

96
序盤のたましいと猫についての心理学的考察は少々読みづらかったけど、猫文学についての話は面白く読めた。大好きな賢治童話、空飛び猫、100万回生きた猫、ギャリコのトマシーナ、そして綿の国星!どれも読み返したくなる。講談本『鍋島猫騒動』は八雲の怪談とはまったく違っていて八犬伝みたいに賑々しく面白そうだ。心理学的に見た猫の文学上の役割・・結局、猫もたましいも不可解で魅力的ってことなのかな?2018/02/23

yumiha

37
『トマシーナ』(ポール・ギャリコ)の解説で、「既に筋を追って解説している」とあった本書なので読んでみた。他にも取り上げられておられる作品が、『空飛び猫』『100万回生きた猫』『猫と庄造と二人のおんな』『綿の国星』など私の好物だったのでニンマリ。それらの作品を、猫の魅力とともに本職の心理療法家の視点を交えて語ってくださる。ふむふむ。なるほど。つらかったのは、日本昔話の中に取り上げられた猫たち。むかしむかし、日本の猫はむごい扱いを受けておりました・・・。2020/04/26

Mishima

32
河合先生の本だから、と勝手に深いものを想定していたら...関連した書籍を紹介しながら「猫」(猫と人間)を語るという軽めのものでした。「私は猫は好きではないが、猫には好かれる」と書かれてましたが、猫とはそういうものかもしれません。ベタベタ寄ってこられるのが苦手なのかも。書籍紹介は講談から宮沢賢治、漫画、絵本、海外物まで幅広い。アーシュラ・ル=グウイン「空飛び猫」、コレット「雌猫」はぜひとも読まなくては!ポール・ギャリコ「トマシーナ」も忘れてはいけない。そうそう、私の読書の原体験である宮沢賢治も再読したい。2015/06/22

ビブリッサ

26
洋の東西を問わず人は猫を傍らに置いて生活してきた。家畜ほど家計を潤す訳もなく、犬ほど従順な訳でもなく、さりとて鼠のように疎ましいとは言えない。気紛れで愛らしく人の側にいながら自由で在り続ける猫。文芸の世界に登場する猫たちは、友達、恋人、悪霊や神を投影される存在だ。紹介される作品は、どれも人間の想像力と表現力は素晴らしい、と改めて思わせてくれた。、、、反対かもしれない、、、キラリと光る不思議な色の瞳と可憐な鳴き声、驕りと媚びを併せ持ったモフモフの生き物が人の間近に在ることこそが素晴らしいことなのかも。2016/05/28

Shoko

25
猫とたましい。古今東西の猫の出てくる物語を引き合いに出し、人間の魂について考える。なかなか面白い趣向でした。たしかに猫の捉えどころのなさ、抗い難い魅力などが魂に通じるような気はする。「猫の事務所」は手元にあるはずなので、読み返したい。「トマシーナ」はまだ記憶に新しく、解説を楽しめたし、ポーの「黒猫」を読んだ時のゾワゾワ感も思い出した・・。新たに読みたいのは「ジェニィ」と「猫と庄造と二人のおんな」と「綿の国星」。2019/02/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/516775
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。