新潮文庫<br> 決闘の辻

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新潮文庫
決闘の辻

  • 藤沢 周平【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2022/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101247267
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一瞬の隙が死を招く――。身体に馴染んだはずの木剣が常ならず重い。老いた宮本武蔵に傲岸不遜な若者が立ち合いを挑んできた。兵法者としての名声を守るため、武蔵は闇に身を潜める(「二天の窟」)。一刀流二代目後継を争う神子神典膳を描く「死闘」、兵法指南役・柳生宗矩が政治的野心のため血を流す「夜明けの月影」他、諸岡一羽斎や愛洲移香斎など歴史上名高い剣客の果し合いを描く傑作短篇集。

内容説明

一瞬の隙が死を招く―。身体に馴染んだはずの木剣が常ならず重い。老いた宮本武蔵に傲岸不遜な若者が立ち合いを挑んできた。兵法者としての名声を守るため、武蔵は闇に身を潜める(「二天の窟」)。一刀流二代目後継を争う神子上典膳を描く「死闘」、兵法指南役・柳生宗矩が政治的野心のため血を流す「夜明けの月影」他、諸岡一羽斎や愛洲移香斎など歴史上名高い剣客の果し合いを描く傑作短篇集。

著者等紹介

藤沢周平[フジサワシュウヘイ]
1927‐1997。山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。’71(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、’73年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『白き瓶』(吉川英治文学賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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じいじ

86
日本の歴史に名を残した剣客5名を、藤沢周平が料理した剣豪小説は、藤沢らしい優しさが滲み出てなかなかイケます。登場する5人の剣豪たちは実在の人物なので迫力があります。私は間近の死を腹に収めた、晩年の宮本武蔵を描いた【二天の窟】好きです。愛蔵の枇杷の木剣も重い、と自分の「老い」を嘆きます。また、藤沢さん解釈によると、武蔵は女色には淡白だったようです。これまで、知らなかった晩年の武蔵の心境が面白く描かれています。2022/04/19

ふじさん

79
「二天の窟」は、剣豪の宮本武蔵が主人公として登場し、作者独自の解釈と視点で武蔵の晩年を描いた異色の作品。偶像化された彼の晩年の老いと戦いながら生きる姿を巧みに表現している。「死闘」の神子上典膳は、伊藤一刀斎の異なった個性の二人の弟子の死闘が読ませる。「夜明けの月影」の柳生宗矩は、兵法に通ずるだけではなく、幕閣としての活躍も描かれており、新たな事実を知った。新しい生死の狭間を駆け抜けた剣豪たち。藤沢周平の巧みな迫真の対決描写を通して、剣客たちの生き様が見事に描かれた藤沢周平の傑作剣豪小説短編集。2025/07/21

優希

48
面白かったです。歴史上名高い剣客たちを静かに優しく、時に鋭く描いた連作短編集。テンポよく、ユーモアを交えて描かきながら哀切を感じさせるのに引き込まれました。2023/02/25

Book & Travel

46
【海坂藩城下町 第9回読書の集い「冬」】 宮本武蔵、柳生宗矩ら、実在の剣豪を題材にした5つの短編。いずれも戦国~江戸初期のまだ荒々しい時代を描いていて、著者には珍しい部類の作品だ。何と言っても迫力ある剣術シーンに細やかな場景描写、謎めいたストーリー展開と、短編と思えない程の読み応え。剣豪たちの強さではなく、老いの苦しみや狡猾さ、悟りの境地を中心に描かれている所に奥深さを感じた。特に良かったのは愛洲移香斎を追う若き剣士を描いた「飛ぶ猿」。「二天の窟」の老いた武蔵の振舞いも少し違った意味で印象的だった。2024/01/24

Makoto Yamamoto

22
武蔵は老い実感しながらの決闘も、従来と同じくさくを弄して立ち向かい、伊藤一刀斎は老いを感じ跡継ぎを思案し、小野派一刀流の礎となる剣士を指名し、秀忠の時代までの話になる。 柳生宗矩が剣を兵法まで広げたのは武蔵の五輪書の影響か? 島原の乱での予見は素晴らしい。 残り二編は剣士にかかわる女性の生き方の方に興味を持ってしまった。 二人の願いが叶うと良いと思う。 2022/06/02

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