内容説明
「ジョーズ」「赤い河」「カサブランカ」「猿の惑星」「男はつらいよ」―大の映画ファンで、監督でもある和田氏と三谷氏が、誰もが知っている12本の作品をとことん語りつくします。演出から俳優、印象的な台詞まで。話は誰も気がつかない細部にまで及んで目からウロコの連続。文庫オリジナル対談も収録。
目次
ジョーズ
赤い河
アメリカの夜
5つの銅貨
ニノチカ
男はつらいよ
薔薇の名前
タイタニック
猿の惑星
マダムと泥棒
カサブランカ
雨に唄えば
その後の対談
著者等紹介
和田誠[ワダマコト]
1936(昭和11)年生れ。多摩美術大学卒業。デザイン会社に九年勤め、以後フリーのイラストレーター、グラフィック・デザイナー。映画監督としての作品もある
三谷幸喜[ミタニコウキ]
1961(昭和36)年東京生れ。脚本家。’83年大学在学中に劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しんこい
4
映画のストーリーを追いながら語っていくので映画そのものへの興味もわくだけでなく、話が出演者、監督から演出、撮影法など多岐にわたるのがまた良いです。猿の惑星、とか好きな作品が語られているのも良いし、男はつらいよでは笑ってしまって困りました。2012/01/22
Zen-zen
3
三谷幸喜の映画知識の無さからくる質問が鬱陶しい。和田誠さんに本当にベッタリ甘えた感じなので、読んでいて「三谷、もう少し映画を観て勉強してから来いよ」と思い。ぼくは和田さんの映画本のファンという訳ではないけど、やはり過去において山田宏一さんや渡辺武信さんのような映画見巧者たちと行った対談の方が、丁々発止というか打てば響くというか、読んでいて楽しかった。2013/10/30
hibimoriSitaro
3
やぱし観た回数に比例しておもしろい。観てないのも会話につられて楽しめますね。前作「それはまた…」(文春文庫)が半年以上増刷待ちで困ってますハイ。2010/07/22
Fujio Shinohara
2
二人の映画通の対談。観てないのもあるが、楽しく読めた。2019/03/14
いちはじめ
2
キネマ旬報での連載をまとめたもの。毎回、ひとつの映画に絞って実に楽しそうに語らっているので読み応えあり。2010/05/03