新潮文庫<br> 天路の旅人〈上巻〉

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新潮文庫
天路の旅人〈上巻〉

  • 沢木 耕太郎【著】
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  • 新潮社(2025/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101235387
  • NDC分類 292.28
  • Cコード C0195

出版社内容情報

この希有な旅人のことをどうしても書きたい――。第二次世界大戦末期、敵国の中国大陸奥地まで密偵として潜入した若き日本人がいた。名は西川一三。未知なる世界への好奇心に突き動かされた男は、極寒の雪道、延々と続く砂漠、幾重もの峠、匪賊の襲撃や飢えを乗り越え、八年に亘り中国北部からインドまで果てしなく長い路を歩み続けた。二十五年の歳月を経て結実した超大型ノンフィクション。

内容説明

この希有な旅人のことをどうしても書きたい―。第二次世界大戦末期、敵国の中国大陸奥地まで密偵として潜入した若き日本人がいた。名は西川一三。未知なる世界への好奇心に突き動かされた男は、極寒の雪道、延々と続く砂漠、幾重もの峠、匪賊の襲撃や飢えを乗り越え、八年に亘り中国北部からインドまで果てしなく長い路を歩み続けた。二十五年の歳月を経て結実した超大型ノンフィクション。読売文学賞(随筆・紀行賞)。

目次

序章 雪の中から
第一章 現れたもの
第二章 密偵志願
第三章 ゴビの砂漠へ
第四章 最初の別れ
第五章 駝夫として
第六章 さらに深く
第七章 無人地帯

著者等紹介

沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年、東京生れ。横浜国大卒業。『若き実力者たち』でルポライターとしてデビューし、’79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、’82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、’85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。’86年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、’93年、JTB紀行文学大賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、’95年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。’06年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、’13年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を、’23年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふう

61
沢木氏の「キャラバンは進む」でこの本について書かれていて、NHKのインタビュー番組でもなぜ終戦後8年も旅を続けたのか、旅人西川というのはどんな人間だったのか、その旅をたどりながら考えたかったと語っていました。内蒙古から内陸を経てチベットへの徒歩の旅。タイトルが示すように多分想像もできないほど遥かで壮大なものだったと思います。沢木氏の文章は飾りが少なく淡々としていますが、1行の文の向こうにどれだけの過酷さ、自然の厳しさと美しさがあったことか。西川の意志と身体の強さ、思慮深さに圧倒されながら読み進めました。2025/06/09

Shun

34
大戦末期に中国大陸の奥深く密偵として潜入した日本人を描くノンフィクション。この冒険家に沢木耕太郎氏が興味を持ち1冊の本に完成させるまで紆余曲折があり、そこにいくつかの偶然と運命が重なったかのような経緯も含め興味が惹かれます。戦争の最中に交戦相手国の奥地まで潜入するという危険と隣り合わせの任務に就きながら、男は幼い頃冒険小説を読み想像し夢見ていたチベットに到達してやるぞという情熱を胸に進んでいく。巡礼のラマ僧に扮し、遊牧民たちと寝食を共にしながらも旅の道程は過酷。自然の脅威と対比した雄大な美しさが映える。2025/05/02

Toshi

28
河口慧海を読んだら次は西川一三と思っていたところに、沢木耕太郎がその旅行記を再構築した本書が文庫化と言う僥倖。沢木は西川本人に2年に亘って取材をするが、作品化できないまま西川は亡くなる。そして25年の歳月を経て、西川の生原稿が見つかったことから沢木はついにその旅を辿り返す決意をする。こうして本書はスタートするのだが、やはり沢木は上手い。西川本人による旅行記はまだ読んでいないが、インタビュー等の情報を得て、その旅はより俯瞰的に描かれているようだ。上巻はチベットのラサに到着するまで。 あれ、河口慧海と同じ?2025/06/30

風地

17
第二次世界大戦時に中国に潜伏した密偵のノンフィクションという触込みで、しかも沢木さんが書いているとのことで本屋で衝動買いした。駱駝を引いて夕暮れどきに砂漠を登る僧のシルエット、野営で見た満天の星、大雪の中の道行きなど、「深夜特急」が楽に思えるような過酷な旅路に驚いてしまう。お経もあげられないのにラマ僧に扮して敵国を旅するとは。度胸も運もあったとは思うけれど、西川さんの、誠実でありたいとする姿勢が受け入れられ、出会う人に信頼されたからこそ成功したのだと思う。2025/06/08

Kan

9
西川一三の旅物語、中国、モンゴル、インドへの旅。一緒に旅に出ている気分。2025/06/20

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