新潮文庫<br> 中庭の出来事

個数:
電子版価格
¥825
  • 電子版あり

新潮文庫
中庭の出来事

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月18日 19時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101234199
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。容疑は、パーティ会場で発表予定だった『告白』の主演女優候補三人に掛かる。警察は女優三人に脚本家の変死をめぐる一人芝居『告白』を演じさせようとする―という設定の戯曲『中庭の出来事』を執筆中の劇作家がいて…。虚と実、内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮。芝居とミステリが見事に融合した山本周五郎賞受賞作。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。’92(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、’06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、’07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SJW

215
山本周五郎受賞作品。「ホテルの中庭で脚本家が謎の死を遂げ、その脚本家の作品の主演女優候補の三人に容疑がかけられる。」という設定の戯曲「中庭の出来事」を書いている戯曲家が登場するという複雑な設定。劇中劇中劇の三層になっていて集中しないと分からなくなってしまう。驚いたのは新宿Cビルの地下にあり吹き抜けとなっている中庭が殺人現場となっていた。私は以前そのビルの高層階のオフィスに勤めていて、その噴水の脇に同じ場所に腰かけてランチを食べたことがある。発行時期から考えて同時期に恩田さんがあの場所に来て(続く)2019/06/02

三代目 びあだいまおう

195
『人生とは舞台であり、現実というのは劇場である』ホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。中庭での出来事はそれだけ。年齢も経歴も異なる3人の女優A、B、Cが語る。同じようなシーンが重なり、物語の構成が掴めない。まるで螺旋階段を手探りしながら登っている感覚。途中、有名演劇の有名シーンが湧いてきて益々混乱。現実なの?虚構なの?それとも台本?やがて繋がる全ての伏線。最後の数ページは、その結末を知るのが勿体なくて迂闊に捲りたくなくなる程の感情移入。演劇好きの著者のしてやったりのドヤ顔が浮かぶ良書‼️🙇‍♂️2024/04/22

ダイ@2019.11.2~一時休止

144
あらすじを見ても混乱するし、いざ読んでみるとやっぱり本筋なのか作中劇なのかが混乱する。これは再読してもよくわからないだろうな・・・。2017/01/04

kariya

143
四方から見渡せる中庭。けれど目に映るもの全てが真実とは限らない。新作の発表を兼ねたパーティー会場で怪死した脚本家。容疑者となった主役候補の3人の女優には動機も機会も存在する。けれどそれは戯曲の話で、演じる者達の世界でも謎めいた突然の死が起き、更に。語る者と語られる者、入れ子の箱の中と外が目まぐるしく入れ替わり、内に収まっていた筈の真実はいつの間にか、メビウスの環のようにぐるりと捻じ曲がり外側の真実を飲み込み変えていく。何重もの真実を中庭という舞台で演じていたのは登場人物? 作者? それとも?2009/12/13

yoshida

133
状況に混乱しながら何とか読了。残念ながら私には理解が難しい作品でした。途中で挫折しなかっただけ頑張ったかと思います。恩田陸さんの作品は好きなのですが、合わない作品もある。脚本と現実が入り乱れて混乱してしまいました。他の作品に期待したいです。2020/04/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/575076
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品