新潮文庫<br> アインシュタイン伝

新潮文庫
アインシュタイン伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101219073
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0123

内容説明

その真価をめぐり世界中をスキャンダラスな渦に巻きこんだ相対性理論の創始者、アルベルト・アインシュタイン。彼の予言E=mc2は、40年を経て現実のものとなる。原爆という名の怖るべき現実に…。20世紀を象徴するかのように波瀾に満ちた理論物理学者の、人間味溢れる生涯。晩年の彼に近しく接した著者が、数学者ならではの率直明快、的確な筆で描き出す、同伝記の「定番」―。

目次

十九世紀後半のドイツ
少年時代
ギムナジューム時代
大学時代
ベルン時代
中世の物理学
ガリレイの物理学
ニュートンの力学
ガリレイ・ニュートンの相対性原理
エーテル〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白河清風

19
相対性理論に魅せられ、更に、プリンストン高等研究所で2年間アインシュタインと過ごした数学者によるアインシュタイン伝だ。彼はスイスの特許庁に勤めながら1905年に特殊相対性理論を発表し、1916年には一般相対性理論を発表した大天才だ。「特殊」は重力の場がない特殊な空間を前提とした意味であり、「一般」は重力場のある一般的な場合という意味を初めて知った。アインシュタインが発見したE = mc2の法則を利用して原爆を完成させたオッペンハイマーもこの研究所の所長として出て来るが、筆者のコメントがなかったのは残念だ。2023/07/16

ネコタ

11
日本で一番有名な数学者ではないかと個人的に思っている矢野健太郎先生の描くアインシュタインの伝記。アインシュタインの生い立ちが事細かに描かれている。矢野先生はアインシュタインに影響されて数学をやり始め、さらにアインシュタインと一緒に研究したこともあるという。アインシュタインもすごいけどそんな矢野先生もすごいなと思った。2016/09/12

たびねこ

5
かつて数学の参考書で接したこともあった矢野健太郎氏が著者。米国でアインシュタインと部屋を並べたこともあったとは知らなかった。原爆製造の関わる裏面史など数学者サイドからの叙述も興味深い。2017/03/12

totssan

2
 初版は自分の生前という相当前の本。何度か再版されて言今も読めるのがありがたい。初めて生涯の詳細を知る。矢野先生が実際に米の研究所で会っていたことも知らなかった。身近な視点を交えた伝記というのが良い。アインシュタインと、先生の奥さんとのスナップ写真が見れたことも新鮮な驚きがあった。すばらしい本。2023/03/03

Kenshi

2
アインシュタインと相対性理論のフィーバーっぷりがすごい。アインシュタインの随筆まとめて読んでみたい。2012/05/23

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