内容説明
相次ぐ金融不祥事を傍観するだけの政府、ひたすら保身を図る大蔵官僚、すべてをひた隠しにして自分らだけの生き残り策を弄する邦銀重役たち―恋人の復讐を誓い、真相を公にしようと、州波は芹沢と力を合わせてある計画を実行に移す。それは彼女の知識も人脈も経済力も、すべてを賭けた途方もない秘策だった。著者がその専門知識を駆使して、日本金融界の闇を告発する衝撃作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taro
2
面白かったです。魚の比喩は、ガツンと衝撃を受けました。色々考えさせられる深い話ながらも、ストーリーは楽しめました。良かったです。2014/08/04
bondo
0
ナイス不要。筋もしっかりしてました。(☆☆☆)2016/02/19
Noriko Muraki
0
池上彰氏の解説、良いですね。的確です。 「群れに安住せず、個人として行動する強さに目覚めたとき、必ず道が開けるはずです」 目覚めてもなかなかに実現する術を手に入れることが出来ないのが、悲しいところですが。。。2014/02/27
RYU
0
自分の傷をディスクローズすることによって前に進もうとしている州波。彼女の生き方は強い。いや、強くあろうとする気持ちが強い。70%ではだめだ。心に響く。2009/06/21
takachan
0
上巻を読み終わったところで、既読の本だとわかった。でも、面白かった。2008/12/20