出版社内容情報
2020年、新型コロナ感染拡大により春のセンバツに続いて夏の甲子園も中止。愛媛県の済美と石川県の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家は、選手と指導者に向き合い、〝甲子園のない夏〟の意味を問い続けた。退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを吐露する監督。彼らは何を思い、どう行動したのか。パンデミックに翻弄され、日常を奪われたすべての人に送る希望のノンフィクション。
内容説明
2020年、新型コロナ感染拡大により春のセンバツに続いて夏の甲子園も中止。愛媛県の済美と石川県の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家は、選手と指導者に向き合い、“甲子園のない夏”の意味を問い続けた。退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを吐露する監督。彼らは何を思い、どう行動したのか。パンデミックに翻弄され、日常を奪われたすべての人に送る希望のノンフィクション。
目次
プロローグ 二〇二〇年の夏がどんな夏だったのか、教えてほしい
第1章 高校野球って甲子園がすべてなのかな?
第2章 君たちを支えるものは何?
第3章 なぜ辞めずに最後まで続けるの?
第4章 本気で野球をやる先に何がある?
第5章 このまま終わっちゃうの?
第6章 「もの悲しさ」の正体は何?
第7章 最後に泣けた?笑えた?
エピローグ 「あの夏」がどういったものだったのかを教えてください
追章 いま振り返って、「あの夏」はどんな夏でしたか?(文庫書き下ろし)
著者等紹介
早見和真[ハヤミカズマサ]
1977(昭和52)年、神奈川県生れ。2008(平成20)年、『ひゃくはち』で作家デビュー。同作は映画化、コミック化されてベストセラーに。’15年、『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。’20年、『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート、『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞・山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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